【札幌記念】2着馬ヒットザターゲットが見せた脚がスゴイ!

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サマー2000シリーズ第4弾の「第51回札幌記念(G2)」が8/23に札幌で開催された。優勝したのは単勝5番人気のディサイファ(牡6)だった。

ディサイファはレース序盤から前へ行き、積極的な競馬を見せた。先頭は逃げ馬トウケイヘイロー(牡6)がハナをいき、ディサイファの手綱を握る四位騎手は行きたがる馬をなだめて3番手を追走した。道中順位を2番手まで上げて、最後の直線では好位から押し切る横綱相撲で優勝した。
アタマ差の2着には8番人気のヒットザターゲット(牡7)が入着し、さらにアタマ差の3着に4番人気のダービーフィズ(牡5)が入着した。

ディサイファは確かに強かったが、最後の直線で後方から追い上げ、アタマ差で2着に入着したヒットザターゲットの走りは目を見張るものが合った。

ヒットザターゲットは勝ったディサイファとは反対に、後方から4番手で競馬を進めた。前との間隔を十分に取りながら内ラチを走り4コーナーをまわって直線へ。先行していたステラウインド(牡6)が沈んできて下がってくるのを外へ出て交わし、一旦内に戻るが前には先行集団の馬群の壁があり抜け出せず。しかし外にわずかに出来たスペースを小牧騎手は見逃さなかった。馬も反応良く外へ横移動し、空いたスペースを突いて抜けると一気に外から脚を伸ばした。
結果はわずかにディサイファに届かずの2着に敗れたが、それまでの過程で見せた馬群捌きはこのレースの影のハイライトシーンであると言えるだろう。前走の目黒記念(G2)ではテン乗りだった小牧太騎手で優勝し、今回は抜群の手応えを見せての2着だった。

たった2戦で見せたこのコンビのパフォーマンスは秋のG1戦線に大きな期待を抱かせるものであった。