【アーリントンC2016】父の血が騒ぐ!?ダンツプリウス

今年で25回目を迎えるアーリントンC(GⅢ)ですが、創設当初の勝ち馬を見てみると、メルシーステージ、スギノハヤカゼ、ブレーブテンダーなど、その後GIを勝つ馬は見当たらず、いかにも春の大舞台へ向けての賞金加算レースという色合いが強かったと思います。

しかし、2000年の勝ち馬エイシンプレストンを皮切りに、ダンツフレーム、タニノギムレット、ウインクリューガー、ジャスタウェイ、コパノリチャード、ミッキーアイルなど、ここをステップにGI馬へと登りつめる馬が多くなり、今では出世レースの一つとしての地位を確立させたと言っても過言ではないでしょう。

そんな出世レースに今年も楽しみな馬が揃いましたが、中でも注目は前走ジュニアCを快勝したダンツプリウス(牡 栗東・山内厩舎)です。父ブライアンズタイムは三冠馬ナリタブライアンを筆頭に数多くのGI、重賞勝ち馬を輩出した名種牡馬ですが、実はこのアーリントンCでも抜群の強さを見せていて、2001年のダンツフレーム、2002年のタニノギムレット、2005年のビッグプラネットと3頭の勝ち馬を輩出しているのです。

ブライアンズタイム産駒=鈍重、芝よりもダート向き。これは確かですが、まだ適性云々よりも素質、勢いで勝負できる時期。それほど人気にならないはずで、狙う価値十分でしょう。

母父ブライアンズタイムのヒルノマゼランにももちろん注目ですが、抽選突破ならグランセブルス。大穴候補です。