【平安S予想2016】アウォーディーにはルメール、連勝ストップさせずにバトンを渡せるか?

5月21日(土)、京都でダートの重賞「第23回平安ステークス」が開催されます。ダートへ転身後4連勝を果たし、新境地を開いたアウォーディーが登場します。主戦騎手であった武豊騎手はアウォーディーの弟でもあるラニのアメリカ遠征があり、今回はC.ルメール騎手が初めてアウォーディーの手綱を握ることとなります。

ルメール騎手はノンコノユメの主戦騎手でもあり、同馬で地方交流のジャパンダートダービー(G1)や中央の武蔵野S(G3)などを優勝しておりダートの舞台でも活躍が目立っております。JRAの騎手として騎乗して1年以上が経ちますが、日本のダートにも相当乗り慣れてきたという印象があります。同時期にJRA騎手に合格したM.デムーロ騎手も然り、外国の様々な地で乗ってきた彼ら外国人騎手の高い適応能力にはしばしば驚かされます。

アウォーディーが勝った近4戦のダート戦でも別の馬でルメール騎手は乗っておりますし、この馬の勝ちっぷりは間近で見てきています。武豊騎手とは乗り方やスタイルは違いますが、正攻法の乗り方が得意な部分は通じるところがあるとも言えるでしょう。テン乗りで好騎乗を見せても不思議ではありません。

6月29日(水)に大井競馬場で開催される帝王賞(Jpn1)では武豊騎手に戻るようですので、連勝をストップさせずにバトンを渡せるかに注目です。

相手には前走のアンタレスS(G3)で2着だったアスカノロマンや、アウォーディーの兄弟でもあり今回紅一点となるアムールブリエ、昨年の帝王賞2着馬のクリソライトなども上位争いの圏内にいます。帝王賞に向けたステップレース的な存在になりつつある平安ステークス、今から楽しみです。