【京阪杯2015】ベルカント、力上位は明らか

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秋のスプリント王者決定戦スプリンターズS(G1)から約2ヶ月。早くも来春のスプリント戦線へ向けた一戦が始まろうとしている。京都のスプリント重賞「第60回京阪杯」(G3、芝1200m)である。

その京阪杯に出走予定のベルカント(牝4)は、初秋のスプリンターズSでは13着と惨敗したものの、この夏に新潟のアイビスSD(G3、芝1000m)と小倉の北九州記念(G3、芝1200m)を連勝し、サマースプリントシリーズのチャンピオンに輝いた夏の上がり馬だ。今度は京の舞台でいざ花開かせんと馳せ参じた。

手綱を握るのは主戦騎手の武豊騎手。東京のジャパンカップで姿が見れないのは残念ではあるが、実績のある強い馬で得意の距離を走れてさらには1枠1番と好枠を引いて条件的には申し分ない。相手にはデビューから連対を逃したことのないビッグアーサー(牡4)や、NHKマイルC(G1、芝1600m)では7着に敗れたが一瞬の鋭いキレ味を見せたフミノムーンなどがいるが、実績的に見れば重賞4勝を挙げているベルカントが力上位なのは明らかである。

他からのマークが集中することが予想されるが、好条件を着実にモノにして快勝といきたいところだ。前走大敗を喫しているだけに今回のレースでの巻き返しなるか注目したい。