【目黒記念2017考察】勝って大魔神の宝塚記念2頭出しなるか?

ハンデ戦の長距離重賞。人気を覆す一発逆転が望める舞台ということでやはり人気になるようで、フルゲートを上回る21頭の登録があった今年の目黒記念。距離に期待をかけて久しぶりに芝の舞台へ挑むラニ。モーリス引退後、厩舎の看板馬が不在となってしまった堀厩舎からはウムブルフなどが参戦を予定しており、日本ダービー同様に大混戦といえるメンバー構成。

そんな中、予定どおりここに登録してきたのがヴォルシェーブ。大魔神・佐々木オーナーの所有馬ということで好相性の福永騎手が継続して騎乗するかと思いきや、昨年の勝ち馬クリプトグラムに今回は騎乗することになり、戸崎圭太騎手に手綱がまわってきました。日本ダービーでも皐月賞2着のペルシアンナイトの依頼があり、今週の戸崎騎手は気合が入っていることでしょう。

ヴォルシェーブ自身も休み明けでメトロポリタンSを制覇。2走ボケが気になるところですが、中2週はこれまで1戦1勝。そして東京コースはこれまで5戦してすべて3着以内。相手は多少強くはなりますが、一線級の競走馬不在、谷間のメンバーとなっています。ここを勝てば、宝塚記念にシュヴァルグランとの2頭出しも狙えるだけに、オーナー、陣営ともきっちり仕上げてくるはず。ハンデ戦だけに穴から入りたいところですが、56.5kgと、不利になるほどの斤量は背負わされていません。ここまで揃ってしまうと、さすがに逆らえないのではないでしょうか?