2016年の古馬戦線、有力馬たちの上半期の動向

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2016年の競馬も始まり、昨年活躍した競走馬の陣営から今年上半期のローテーションが続々報告されています。今年の古馬戦線を沸かせてくれそうな有力馬たちの上半期のローテーションをまとめました。

【ラブリーデイ】今年も中距離路線の主役になれるか!?

昨年は年間で重賞6勝、うちG1・2勝(宝塚記念・天皇賞秋)と大活躍したラブリーデイ(牡6・池江泰寿厩舎・栗東)は今年は海外レースも視野に入れたローテーションを発表した。始動は4月3日に阪神競馬場で行われる大阪杯(GⅡ・芝2000m)を予定し、香港で4月24日に行われるクイーンエリザベス2世カップ(G1・シャンティ競馬場)への挑戦!帰国後は馬の状況を見ながら6月26日に行われる宝塚記念(G1・芝2200m)連覇を目標にするとのことです。管理する池江調教師は「距離も2000メートル、2000メートル、2200メートルでちょうどいい」と世界へのチャレンジに意欲を見せています。去年の快進撃をそのまま今年も継続してもらい、世界での活躍を期待したいものです。

【ドゥラメンテ】昨年の二冠馬が復帰!世界進出を狙う!

昨年のクラシックを大いに沸かせてくれた二冠馬ドゥラメンテ(牡4歳・堀宣行厩舎・美浦)、ケガにより昨秋は休養となってしまいましたが、無事に今春復活となる見通しです。復帰戦は2月28日に中山競馬場で行われる中山記念(GⅡ・芝1800m)を予定。その後は3月26日にUAEで行われるドバイWCデー諸競走への参戦を示唆しています。あの目の覚めるような豪脚を世界のホースマン達にも見せてもらいたいものです。

【ショウナンパンドラ】女傑は今年も牡馬を蹴散らしてくれるか!?

大激戦となった昨年のジャパンカップ(G1・東京・芝2400m)で並み居る強豪牡馬達を蹴散らし勝利したショウナンパンドラ(牝5・高野友和厩舎・栗東)はラブリーデイ同様に大阪杯(GⅡ・阪神・芝2000m)から始動予定とのことです。上半期の最大目標は昨年3着に敗れた宝塚記念(G1・阪神・芝2200m)。昨年の雪辱を晴らし、再び牡馬達を一蹴してほしいと思います。

【ミッキークイーン】今年も牝馬の主役を狙います!

昨年のオークス(G1・東京・芝2400m)・秋華賞(G1・京都・芝2000m)を制し二冠牝馬となったミッキークイーン(牝4・池江泰寿厩舎・栗東)は4月9日に阪神競馬場で行われる阪神牝馬S(GⅡ・芝1600m)から始動予定とのことです。その後は5月15日に東京競馬場で行われるヴィクトリアマイル(G1・芝1600m)へと進むとの事で、牝馬マイル戦での主役を目指します。ヴィクトリアマイルでの結果次第では安田記念(G1・東京・芝1600m)か宝塚記念(G1・阪神・芝2200m)も視野に入れていると池江調教師は話しており、ジャパンカップで成しえなかった牡馬撃破への期待も膨らんできます。

今年の古馬路線も混戦模様となりそうです。昨年活躍した馬達が今年も躍進するのか、新興勢力が現れてさらに盛り上げてくれるのか、ワクワク出来るような古馬戦線を期待したいものです。