C.デムーロ騎手、仏ダービー優勝。凱旋門賞では日本馬の強力なライバルに!

フランスの現地時間で4日、シャンティイ競馬場では仏ダービー(仏G1、芝2100m)が開催され、C.デムーロ騎手が騎乗するブラムト(牡3、JC.ルジェ厩舎)が優勝した。勝ちタイムは2分06秒51。

レースは12頭立ての少頭数。ブラムトはスタートで出遅れ、最後方からの競馬となった。直線半ばでO.ペリエ騎手のレコレトスが抜け出そうとするが、外からP.ブドー騎手のヴァルドガイストが外から交わして抜け出していく。最後方にいたブラムトは外へ出し残り300mあたりで前が開くとスパートをかけ、ゴール手前で大外から一気に差し切ってゴールした。

2着にはヴァルドガイスト、3着にはレコレトスが入着。優勝したブラムトは前走の仏2000ギニーに続いて2冠目を制し、4連勝を果たした。通算成績は7戦6勝となった。

凱旋門賞では日本馬の強力なライバルとなるか

鞍上のC.デムーロ騎手は日本でもレース経験が多い騎手で、国内だと2013年の桜花賞をアユサンで制すなど大舞台でも活躍している騎手だ。今日本でリーディング上位のM.デムーロ騎手の弟としてもよく知られている。昨年も夏は札幌で騎乗し、秋は凱旋門賞にも参戦しており、24歳という若きジョッキーながらも世界を股にかけている騎手だ。

今回の仏ダービーを制したブラムトの主戦騎手を務めており、このコンビで今年の凱旋門賞にも挑戦してくることが予想される。兄のM.デムーロ騎手が凱旋門賞へ参戦する話は今のところないので兄弟対決が実現するかは不明だが、凱旋門賞では日本馬の強力なライバルとなりそうなことは確かである。