【注目新馬】ラキシス・サトノアラジンの全弟サトノケンシロウ

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ラキシス(エリザベス女王杯)、サトノアラジンを産んだディープインパクト×マジックストームの鉄板カップルの3番目の子サトノケンシロウが今年デビューの予定です。

兄弟中の2頭が活躍というケースはよく聞くものの3頭以上が活躍するというケースは非常に稀に思いますが、サトノケンシロウはその期待を一身に背負っているようです。

サトノケンシロウという今ひとつぱっとしない前時代的な名称ですが、サトノケンシロウの馬主である里見オーナーはセガサミーホールディングス株式会社の代表取締役兼社長として知られており、セガサミーの大躍進を担ったパチスロの名機でもあり、言わずと知れた人気漫画「北斗の拳」の主役ケンシロウの名を背負っているところからも、その期待の大きさを測ることが出来るのではないでしょうか。

また、サトノケンシロウはセレクトセールで競り落とされたのですが、その値段も超ビッグな2億円。同年代で第2位の高額となりました。(ちなみに1位リッスンの2013は海を渡り英国からデビューすることに)いくら血統が良いとは言え2億円は出せるものではありません。

ラキシスほどの活躍でようやく中央獲得賞金が2億8000万弱ですので、調教師・厩務員・ジョッキーなどに支払う費用を差し引き馬主のところに入ってくる金額が八掛けとして2億2600万円ほどがラキシスが馬主へもたらした賞金となりますが、競走馬の維持費が年間700万程度と言われているため、5歳時で3500万円かかっており、概算でもラキシスは2億円の黒字には届いていません。

つまり、サトノケンシロウはラキシス以上に活躍できる、とふんで2億円の値段を掛けて手に入れたというわけです。それで100%元を取れるほど競馬も馬主も簡単なものではないのですが、馬主の掛ける意気込みを信頼するならばかなりのものを持っているのだろうことは想像に難くありません。

そんなサトノケンシロウのデビュー時期ですが詳細はまだ発表されていないものの秋ごろのデビューを検討されているようです。注目馬として続報が入り次第お届けしてまいります。