米G1ソードダンサー招待S勝ち馬フリントシャーがジャパンカップ参戦へ

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2014年の凱旋門賞といえば日本馬が3頭出走し、地上波でも中継が入るなど日本ではこれまでに類を見ないほどに盛り上がった凱旋門賞だったのではないでしょうか。結果としては不調続きのトレヴが連覇により復活劇を遂げたレースとなりましたが、そのとき2着だったフリントシャーに注目が集まっています。

凱旋門賞時点でフリントシャーはウィリアムヒルなどのブックメーカーのオッズで10番人気と低評価でした。キズナとの対戦成績が2戦中2戦ともキズナの先着ということもあり、武豊TVでも2014年にキズナが出られていたらいい結果が残せたのではないかと言われていたのが印象的でしたが、キズナは怪我により残念ながら引退。一方無事是名馬を地で行っているのがフリントシャーです。

凱旋門賞を2着入賞してからは香港ヴァーズ、米ソードダンサーSを優勝し、世界を股にかけて活躍し続けております。その通算成績は17戦5勝と一見普通の戦績に見えなくもないのですが、2,3着の回数が多く、連対率、3着内率でいうと76.4%、82.4%という驚異的安定感を魅せつけてくれます。しかもG1、G2への出走も多く、決して楽な相手との結果というわけではありません。

そんなフリントシャーがブリーダーズCの優先出走権があるにも関わらずジャパンカップ出走を視野に入れて来日を果たすようです。理由として挙げられているのが、西ナイルウイルスのワクチンを接種されていないため、日本とアメリカ両方での出走ができないという条件。陣営はワクチン自体に問題があると考え接種させなかったとのこと。

しかし、それなら何も日本を選択肢にいれずにブリーダーズCターフに出ればいいだけの話です。ジュドモントファームの自家生産馬であるため、おそらく日本での種牡馬入りもなさそう。そういう意味ではジャパンカップで日本にお目見えさせるメリットはありません。以前はトニービンやモンジューなどがお披露目ついでに参戦していましたが、そんなケースも最近はあまり見かけなくなりましたね。

そのため本当の理由は、今年の凱旋門賞馬ゴールデンホーンがブリーダーズカップターフに出走予定のためではないかという見方もあります。遠征してまで勝てないケンカはしない、ということなのか、はたまたオルフェーブル不在、ドゥラメンテも不在の今年の日本馬相手なら勝ち負けになると踏まれているのか。勝算ありならば高額なジャパンカップの賞金は魅力的なはずです。いずれにせよ興味ある参戦。まずは無事に検疫を終えて出走までこぎつけてほしいものです。