【国分寺特別】晩成のフランケル娘登場!

ソウルスターリング、ミスエルテと立て続けに大物が出てきたものの、そのあとが続かないフランケル産駒。もともと日本には頭数が少ないため仕方ない面もありますが、この2頭が2歳の早い時期から抜きん出た成績を残したこともあり他が霞んで見えてしまっています。それぞれ藤沢厩舎、池江厩舎と東西が誇る一流厩舎に入ったことも出世要因としてあるのでしょうか。そしてこちらもまた一流の厩舎、美浦・堀厩舎に所属のフローラデマリポサもまた期待のかけられるフランケル産駒となっています。

フローラデマリポサの母父ストラヴィンスキーはディープインパクトと同世代のきさらぎ賞勝ち馬のコンゴウリキシオーを輩出し、日本にも適性を示している種牡馬です。デビュー戦は1番人気で14着と大敗を喫しましたが、つづく未勝利戦は見事勝利し、今度は牡馬相手、かつ降級馬も参戦する土曜東京9Rの国分寺特別に前走と同じ内田博幸騎手を確保して挑む予定です。

気になるのは斤量がなんと50kgというところ。ベテランジョッキーが乗れるのか心配になるほど軽斤量です。本来ならば52kgを背負うところですが、豪州産の遅生まれのため減量されました。人気どころのサンクロワ、エンジニアが57kgを背負いその差は7kgと、まるでハンデ戦かと思えるほどに差がつきました。

オーナーは吉田和美さん、管理厩舎は美浦・堀宣行調教師のもとということで、モーリスからタッグとなります。同じ組合わせではキャンベルジュニアも素質馬として注目を集めていますが、重賞制覇まであと一歩というところで足踏みをしています。血統背景からも期待のできるフローラデマリポサが若干遅ればせながらも巻き返しをはかることができるか、ぜひ注目してみてください。