【古町特別】ドゥラメンテ全姉ボージェスト1枠2番

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8月1日(土)新潟競馬場10R「古町特別」にドゥラメンテの全姉ボージェストの出走が決定しました。古町特別は3歳以上1000万以下の条件戦で、芝1,600mで争われます。

弟ドゥラメンテが今年のクラシックを賑わせ、三冠か凱旋門賞かと競馬界がざわつく中での骨折判明など話題に事欠かなかったのに対し姉のボージェストはデビュー以来7戦2勝[2-0-0-5]と条件戦で四苦八苦している有り様。姉弟そろって活躍する例のほうが珍しいとはいえ肩身は狭そう。

鞍上も安定せず乗り替わりに次ぐ乗り替わりで今回8戦目にして初騎乗6人目の戸崎圭太になります。

良い要素が皆無にも見えるボージェストですが、前走では序盤から中段あたりをキープし馬群を嫌うように外回りを続けていましたが、最後のストレートは力強い走りできっちりまくり見事に優勝しました。

ドゥラメンテはその走りもさることながら日本有数の超優良血統であることも注目の的となっていました。全姉であるボージェストにとってもレース成績は敵わないまでも血統に関してはドゥラメンテと全く同じ期待をしてもよいのです。また、ドゥラメンテが活躍したことで血統的価値は兄弟よりも牝馬である姉のほうが価値は高まったとも言えるでしょう。

なにせ名牝アドマイヤグルーヴーエアグルーヴーダイナカールの直系牝馬なので間違いなく子孫に渡って話題に登る存在です。今までの成績は決していいものではありませんが、注目の1頭としてチェックしておきましょう。

尚余談ですが1970年にもボージェストという競走馬(コチラは牡馬)がおり、彼も「華麗なる一族」と呼ばれた曾祖母マイリーを母系とする祖母キユーピット、母ヤマピットという血族です。ご想像通り同名を付けられる以上血統に期待される活躍は残すことが出来なかったものの名牝系の競走馬という意味も込めてボージェストは名付けられたのかもしれませんね。奇しくも期待にそぐわないところまでも引き継いでしまっていますが、まだまだ平成のボージェストはこれからの馬です。今後に期待しておきましょう。

古町特別・予想考察

古町特別出走馬その他の注目馬はラジオNIKKEI賞で12番人気ながら3着入賞したマルターズアポジーは穴を開けたのはフロックと思われているのかもしれませんがGⅢ入賞馬にしては評価が低いように思えるので絶対に買いたいです。また、ダイワメジャー・ダイワスカーレットなどを輩出した名牝系スカーレットインク系のエスオンマイチェスなども気になります。この馬はデビューは中央ですが中央では勝てず愛知県競馬へ転出するも3連勝し中央へカムバック、その後は勝ち負けが続くものの面白い経緯を持っています。

反対に、一番人気のエネアドですが調教時計や近走成績など評価出来る点はさほどないものの、鞍上デムーロという点だけで1番人気の単勝オッズ1.8倍となっており非常に危険な馬券に思えます。