【函館記念2016予想】ハンデの盲点。ケイティープライドが高配当の使者に!

今週の重賞は荒れるハンデ戦の函館記念です。今年もフルゲート16頭立て、ハンデも最軽量52kgから57.5kg、ローテも前走1000万特別からGⅠ天皇賞まで幅広いメンバーが揃い、予想はさらに難しく、荒れるのは必至と言えそうです。

そんな中、1頭ハンデの盲点と言える馬がいるのです。その馬はケイティープライドです。

ケイティープライドのハンデは最軽量の52kgなのですが、前走の巴賞組を見てみるだけでもケイティープライドのハンデがかなり有利なことが見えてくるのです。

その巴賞でケイティープライドの斤量は56kgで結果は勝馬レッドレイヴンと0.8秒差の6着でした。勝馬のレッドレイヴンが57kgで前走と同斤量、2着のマテンロウボス、3着のツクバアズマオーはともに55kgで前走から1kg減、そして4着のフェイマスエンドは54kgで前走から2kg減となっています。この巴賞上位4着までの馬を見てみると、着順がほぼそのままハンデ差となっているように思えます。

ところが、ケイティープライドは52kgで4着のフェイマスエンドからさらに2kgの差がついているのですが、さらに9着のマデイラ、11着のオツウの2頭もハンデは52kgと同じなのです。着順ほど差がなかったのであれば同じハンデも納得するところですが、勝馬との差はケイティープライドは0.8秒差なのに対して、マデイラは1.6秒差、オツウは1.9秒差もあった訳ですから同じハンデと言うのは、この3頭を見てみると、かなりケイティープライドが有利なハンデと言えるのです。

さらに、前走の巴賞のレースを見てみると、ケイティープライドは内々をロスなく進みながらも上位馬の末脚に引き離された感じだったのですが、直線で前が一度詰まってからじわじわと伸びてきました。不利があってのあの着順、着差だった訳ですから、そこまで考えるとやはりケイティープライドのハンデはまるで盲点のように軽い印象なのです。

ただ、ケイティープライドはこれまで2000mのレースを一度も走っていません。2000m巧者が揃った今回の函館記念で不利なことは間違いないでしょうが、前走だけを見てみると2000mを走っている馬はわずかに2頭のみ、3200mの天皇賞からも3頭出走している訳ですから、全ての2000m巧者が同じ走りができるとも限らない訳です。

それにケイティープライドは、お父さんはあのディープインパクトです。これまで2000mを走ってなかったとしても、能力で走らせてしまう可能性は十分あるだけの種牡馬です。ケイティープライドはまだ6歳です。大器晩成であればここで2000mの適性をハンデの力を借りて発揮する可能性も案外ありそうなのです。

という訳で、函館記念はハンデの盲点と言えるケイティープライドが好走し、高配当の使者になりそうな雰囲気と根拠がかなりあるのです。激走して私の懐を温めてもらいたいものです。