種牡馬になっても争いは熾烈!ハーツクライの偉業とは?

ディープインパクトの連勝を止めた馬ハーツクライ。

ジャパンカップの敗戦からディープインパクト相手に末脚勝負は分が悪いと考えたか、ゲート出たなりで競馬しようと考えていたかは本人のみぞ知るですが、鞍上ルメール騎手のまさかの先行策で、中山コースの利点も十分に生かしてディープインパクトを封じ込めての有馬記念制覇。その後種牡馬入りしてからもディープインパクトとの戦いは続いています。

そんなハーツクライが種牡馬として記録を更新中なのをご存知でしょうか?産駒の重賞勝利が、種牡馬デビューの初年度からずっと継続して続いているんです。今年は出足が悪く記録が途絶えるかと危ぶまれましたが、アルテミスステークスでフローラルマジックの追撃を封じて勝利したリスグラシューの勝利によって7年連続重賞勝利の記録の継続が決まりました。

産駒の傾向はかなりはっきりしており、短距離重賞勝ち馬は北九州記念のツルマルレオンのみ。あとはすべてマイル以上の芝で重賞勝利をしています。

ディープインパクト、ステイゴールドにも同じことがいえますが、ダートの超大物が出てこないですね。ただ、これは配合にも大きな理由はあるのかもしれません。

父サンデーサイレンスは日本での産駒の活躍が目覚ましすぎただけに錯覚してしまいますが、もともとはアメリカのダートGⅠ馬。本来ならバリバリのダート血統のはずですが、不思議なものです。

ともあれ、種牡馬ランキングでも首位をひた走り続けるディープインパクト。その快進撃に一矢報いるのはどんな馬になるか。競争引退後も楽しませてくれる名馬たちに感服ですね。