馬主にはどんな人たちがいるのか?

最近では、芸能人馬主がキタサンブラックの菊花賞勝利で、クローズアップされています。菊花賞から早いものでもう5カ月近くになります。芸能人馬主のG1勝利はこのキタサンブラックの北島三郎さんが記憶に新しいですが、それより以前には前川清さんがコイウタでヴィクトリアマイルを制しています。

芸能人の場合は本当に道楽ですね。本業で稼いだお金で馬を買い、厩舎に預け後はお任せ。意外に知られていない有名芸能人だと柳葉敏郎さんも馬主です。柳葉敏郎さんの場合は所有馬が少なく、本当に1頭で夢の時間を買ったと言うタイプですから、馬が走らなくても良いわけです。メジロ牧場の様なオーナーズブリーダーで所有馬の賞金で牧場運営を回す訳ではありませんから、リスクは少ないです。メジロ牧場は残念な事になってしまいました。

その他の個人馬主さんは、大体が企業の社長さんですね。トーセンの島川氏は健康食品会社の社長ですし、高額馬を買い、ほとんどの所有馬を藤沢厩舎に預ける山本英俊氏はパチンコメーカーの社長。そして馬主界のドン近藤利一氏は建設業の社長。カレンの冠で有名な鈴木氏は、眼科医です。

皆さん、実に様々職業ですが、いずれもその中でトップの座にいます。クーデターを起こされた、フサイチの冠で有名な関口氏もベンチャー企業の社長の時期もありました。最初はもっとがっちりした会社で入社式が超高級旅客船で行うなどかなりの太っ腹でした。

馬主になるのは、この様に会社を運営する手腕を持つ位じゃないと、そう簡単にはなれませんね。個人馬主を目標にするのは大変な事です。必ず、その場合焦りが出てきて重大な局面で失敗するでしょう。その局面を打破した人が個人馬主に近づきます。

今は一口馬主でも結構良い馬を持つ事ができますから、一口馬主ライフを味わうと言うのも良いと思います。会員になると特典を受けられる一口馬主クラブも増えています。馬主になるなら先ずは一口馬主がオススメです。馬券だけではない新たな競馬の楽しみが見いだせるかもしれません。