【日経賞2016予想】ゴールドアクターの勢いは”ホンモノ”か?

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26日、土曜日中山のメインレースは「第63回日経賞」だ。昨年の有馬記念の勝馬、ゴールドアクターがターフへ帰ってくる。同馬を管理する中川調教師は有馬記念勝利後に次の展望として天皇賞春を目標に掲げており、宣言通り今年は同競走へのステップレースである日経賞を始動戦としてきた。

有馬記念を優勝した馬の実力は果たしてホンモノなのか?

「有馬記念は展開に恵まれて勝利した」とフロック視するファンもまだいることだろう。確かに展開は向いていたし、派手な勝ち方ではなかったかもしれない。しかし強いと評価された馬だって展開が向いても勝てない時もあるし、派手な勝ち方をする馬が強いというのも少々筋違いな気もする。

ゴールドアクターの強みはなんといってもその安定感にある。通算成績は13戦7勝、勝率53.8%、連対率69.2%、複勝率76.9%と抜群の安定感を誇っている。菊花賞で3着、アルゼンチン共和国杯で1着、そして有馬記念で1着とG2、G1の舞台でも大きく崩れることはなく、きっちりと結果を残してくる実力派だ。ゴールドアクターにはゴールドアクターなりの強さがあるのだ。

今回の日経賞についてもそれは同じこと。実力がホンモノかどうかというのは問題ではなく、今回もしっかりと結果を残せるよう仕事をするだけだ。展開に左右されにくく、自分の競馬をする。人気より着順を下げず、期待に応える。筆者からすればこれほど頼り甲斐のある馬はいないと思うのだが皆はどうだろうか?

日経賞では有馬記念でゴールドアクターのクビ差まで詰めたサウンズオブアースや、並みいる牡馬達を抑えて4着に健闘した牝馬のマリアライトといった有力馬も参戦する。有馬記念での雪辱を果たそうとするライバル達をここでも封じることができるかどうかというところにも注目だ。