【阪神大賞典2016予想】岩田J、相棒アドマイヤデウスで復活の狼煙あげれるか?

20日(日)阪神のメインレースは第64回阪神大賞典だ。後の天皇賞春に直結する前哨戦でもあるし、昨年と一昨年の同競走を制したゴールドシップの後の功績を考えれば注目せざるを得ない一戦だ。

そのゴールドシップで連覇を達成した際に手綱を握っていたのが岩田康誠騎手だ。岩田騎手は昨年の夏競馬ではシュウジ、アドマイヤエイカン、ジェベルムーサを筆頭に多くの重賞をかっさらっていき、サマーシリーズを大いに盛り上げてくれたが、それ以降はパタリと勝利が止んでしまっている。「不調だ」「スランプだ」と罵っているのか心配しているのかどちらか分からないが、勝ち星から遠ざかる岩田騎手を気にする声は最近よく聞く。

復活するならここか?!相棒アドマイヤデウスで復活目論む

阪神大賞典は岩田騎手の三連覇もかかっており、同競走の巧者である彼に期待するファンも今回は多いことだろう。昨年は重賞を13勝あげているが、今年はまだ1勝もしていない。そろそろ勝ってほしいと復活を期待する声も少なくなく、G2・2勝の実績を持つアドマイヤデウスに乗れる今回はますます期待がかかる。

昨年3月の日経賞(G2)以来二桁着順を連発するなどして不調気味であったアドマイヤデウスだが、前走の京都記念では内をロスなく立ち回り、直線でも粘りを見せて3着に健闘した。約1年ぶりに馬券に絡んで馬も復調の兆しが見えてきた。今回阪神大賞典では2枠2番と内枠を引き、良い流れができている。このまま良い流れを途絶えさせないで本番のビッグレースへ進みたいところだ。

距離や折り合いなどの不安要素はあるが、ここを快勝して人馬ともに調子をあげていっていただきたい。果たして岩田騎手は2歳の未勝利戦の頃から手綱を握る相棒アドマイヤデウスで復活の狼煙をあげることはできるだろうか?誰が見ても復活したと思わせるような、そんな強いレースぶりに期待したい。