【かきつばた記念2016予想】芝のG1覇者スノードラゴンVSダート短距離路線組

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今週はゴールデンウィーク真っ只中で、火曜日と水曜日、木曜日の三日間連続で地方交流競走が行われる。もちろん、兵庫チャンピオンシップやかしわ記念など全てのレースについて予想コラムを更新予定なので、ぜひそちらも期待して頂きたい。さて、まず初日に行われるのはかきつばた記念。芝のG1スプリンターズSを制覇したスノードラゴンが、斤量59キロのハンデがありながらも出走する事で話題になっている。ただ、ホントに同馬を信頼して良いのだろうか。また、他の中央ダート短距離組である①ノボバカラや②タガノトネール、③レーザーバレット、④ブルドックボスの取捨選択は?!さらに、地方勢組にはチャンスがあるのだろうか。そのような点を中心に、皆さんが疑問に思うところをピンポイントに突いていきたい。

まず、スノードラゴンについて解説したい。前回走ったダート戦と言えば、2014年6月12日の北海道スプリントで、アドマイヤサガスなど好メンバーが揃った中で2着に好走した。また、中央の重賞であるカペラSでもノーザンリバーと着差なしの2着に健闘しており、実績的には全く問題ないように映る。しかし、今回は特殊なコース形態をしている名古屋競馬場でのレースで、脚質的に見ると相当厳しい戦いが予想される。また、他馬と4〜5キロの斤量差は圧倒的不利と言える条件。さらに、過剰人気も予想される今回は、評価を下げたい1頭と言えるだろう。

中央ダート路線組で最も注目すべき馬はどの馬だ?!

一方で、中央ダート短距離路線組からは4頭出走する。今回はあのノンコノユメやモーニンと激戦を繰り広げたタガノトネールに注目が集まるに違いないが、筆者はレーザーバレットに期待している。ここ2走の根岸Sと東京スプリントこそ7, 6着に敗れてしまっているが、昨年のテレ玉杯オーバルスプリントではタガノトネールを撃破した。また、今回は少頭数かつ距離延長、叩き2走目で状態が上向いている事を考えれば、十分にチャンスはあるだろう。さらに、地方競馬における戸崎騎手騎乗も非常に心強い要素だ。他にも、前走でOP特別を勝利したノボバカラもチャンスがありそうだ。名古屋の1400mはおそらくベストな舞台のはず。スンナリと先行できれば馬券に絡む可能性は高い1頭に違いない。

最後に地方勢に関しても見ておきたい。やはり、最も有力視されるのはラブバレットであろう。2走前の黒船賞こそ自分の競馬パターンに持ち込めず、7着に大敗してしまったが、昨年のさきたま杯では強豪メンバー相手に4着に健闘。また、笠松グランプリでもJBCスプリントで活躍したサトノタイガー相手に勝利している点を見ても、決して力負けしそうにない。ただ、勝ち負けのレベルには到達していない事も確かなので、2.3着候補の1頭までの評価とし、基本的には中央勢優勢として予想を構築したいと考えている。

ここまでかきつばた記念を事細かに分析し、馬券構築の参考になるポイントのみに絞って取り上げた。中央勢のみのレースになると、馬券的妙味があるとは言えない。ただ、三連単や馬単など買い方を工夫すれば、少点数で美味しい馬券をゲットできるチャンスとも言える。ぜひ、読者の方々にはゴールデンウィークの地方交流重賞で高配当を的中し、NHKマイルCに向けて良い流れを作って頂きたいと思う。

明日は兵庫チャンピオンシップ、明後日はかしわ記念について更新予定です。
写真提供者:ぱさらん(@umara3umara)