【カペラS予想2016】タールタン中山適性がカギ

安定した走りを近走続けているタールタン。8歳の古豪ではあるが中山競馬場では実は1回しか走っていない。舞台は同じく2014年のカペラステークスで、4番人気の5着だった。この1回だけでは流石に中山適性を測り知る事は出来ない。しかも当時と現在では全くの別馬。

今回もカペラSは相手が揃ったが、タールタンも迎撃態勢は整っている。後は中山ダート1200mの激流にどう対応するか?ハイペースは確実で、超ハイパースになる事も予想される。ここは騎手の腕の見せ所。乗り役としてしっかり判断しなけばいけない。好位差しが得意な馬だけに前につけすぎない乗り方がベスト。

前に行く馬は、かなり厳しい流れになる。その激流から一歩下がった位置で競馬をするのは理想的と言える。激流に加わってしまったら万事休す。折り合いさえつけば問題ないだろう。よく、短距離戦は多少入れ込む位が丁度良いと言われるが、それは下級条件までの話であって重賞では大きなマイナスポイントになるのを忘れてはいけない。

絶好調のタールタンが普通に走ればおのずと結果はついてくるはず。それでも結果が出ないと言う事は、中山競馬場との相性が悪いと言う事になる。最大の難関は最後に控えた急坂。主戦場としている東京競馬場も坂の影響は大きいコース。果たしてタールタンの中山コースとの相性はどうなるか?