【天皇賞春2017予想】絶好枠のキタサンブラック!ライバルはこぞって外枠へ

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天皇賞春の枠順が発表された。内枠を引く確率が異常に高いキタサンブラックが今回は一体どの枠番を引くのか?発表前から多くの競馬ファンの間で騒がれていたが、蓋を開けてみれば今回も2枠3番とまた内枠を引く結果となった。去年の天皇賞春から今年の天皇賞春までの1年間で、7戦中6戦が1枠か2枠。85%の確率で1枠か2枠には入るいう引きの強さである。これも北島三郎オーナーが持つの強さなのだろうか?

いずれにせよ、好枠である。過去10年で3着内に入った30頭中、2枠より内だった馬は11頭。去年の天皇賞春も内枠の1枠1番で優勝していることを考えても、今回も好枠を引けたと言っていいのではないだろうか。

絶好枠を引いたキタサンブラック、ライバルがこぞって外枠に集まる好条件!

正直この枠ではキタサンブラックを外して考えるのはかなり難しい。この枠番からならすんなり好位につけて経済コースを行けるだろうし、体力を消耗することなく競馬ができそうだ。さらに、最大のライバルであるサトノダイヤモンドが外枠の8枠に入ったことと、有力の差し馬勢の一角であるレインボーラインも8枠に入ったこと、そして逃げが有力なヤマカツライデンも8枠の大外に入ったこともキタサンブラックにとっては好都合。

サトノダイヤモンドとレインボーラインは外を回っては直線もつか分からない。最後に見せ場を作るためにもなんとか内を通りたいところだが、スローペースが濃厚とされる中でうまくポジションを取れるかどうかが不安。勝つなら積極的な逃げを打つしかなさそうなヤマカツライデンは大外からでは序盤でかなり脚を使いそうだし、厳しい枠に入ってしまったなという印象は否めない。キタサンブラックに比べると彼らはやることがかなり多く、消耗の度合いも激しくなる可能性が高い。

このように、キタサンブラックにとって邪魔となりそうな馬がこぞって外枠に追いやられたことで、圧倒的にキタサンブラックにとって有利な状況となっているのだ。ここは下手に逆らわず、素直にキタサンブラックを軸にするのがやはり無難だろう。あとは相手を選ぶだけのシンプルな馬券で勝負、というのが枠順を初見した時の見解である。