リアファル、右前脚怪我で金鯱賞を回避

今週末の3月11日(土)に開催される第53回金鯱賞に登録していたリアファル(牡5、音無秀孝厩舎)が同競走を回避することが本日8日に同馬を管理する音無厩舎より発表された。同馬は本日8日に追い切りを行っていたが、歩様に乱れが出たため陣営は大事をとって同競走を見送ることを決定した。なお、詳しい検査は今週末に行う予定となっている。

リアファルは2015年の有馬記念(16着)後にも、左前脚の腱鞘炎が判明し約1年間休養していた経歴がある。昨年の金鯱賞(5着)はその復帰戦だった。その後は年明けのアメリカJCCで2番人気に推されるも13着に敗退。今週末の金鯱賞では巻き返しが期待されており、先日7日には坂路をキャンターで登坂するなどし、同馬を管理する音無調教師も「今回はびっしりやっている」とハードなトレーニングを施したばかりだった。今回は逆の右前脚のようだが、前科があるだけに今後は慎重にならざるを得ないだろう。

今年で5歳となったリアファル。重賞は神戸新聞杯を優勝するなど活躍しており年齢的にもまだまだ現役でやれる年齢で、これからも重賞制覇が期待できる馬。今回の金鯱賞も人気の一角として注目されていただけに、応援していたファンにとっては残念なニュースとなった。