【注目新馬】ベルーフ半妹ルフォールがデビュー

記事「【注目新馬】ベルーフ半妹ルフォールがデビュー」のサムネイル画像

2015年11月1日(日)東京競馬場第4R新馬戦にてルフォール(牝2・父キングカメハメハ・母レクレドール)が出走することが明らかとなりました。半兄には今年の京成杯勝ち馬で先日の菊花賞にも出走したベルーフがいる良血馬です。母レクレドールは自身もクイーンステークス、ローズステークスなど重賞勝ちを収めていますが、血統価値的には、全兄にステイゴールドがいる、というのも大きなポイント。ルフォールはフランス語で金の卵の意。

そして同時出走のブリスフルタイムにも少々期待しています。この馬は父ヴィクトワールピサ、母アネモティス、母父がフサイチペガサスです。フサイチペガサスはフサイチさんの馬ですが、アメリカ産で、ケンタッキーダービーを優勝し種牡馬入りした馬です。まったくもって海外馬ですが、なんとなく逆輸入感があって気になりますよね?

またアネモティスの血統も非常に興味深くミスタープロスペクターの2×3という、強烈なインブリードになっています。3×4が最もバランスの良い「奇跡の血量」と言われるのに対し、3×3ともなると血が濃すぎて危険視されてしまいますが、更にそれよりもリスキーな血統です。それでも無事に繁殖牝馬としてやっていけていますのでぜひ注目をしたい母馬であります。

今までにない血統だからこそ、成功例が少ない分やはり活躍する確率は少ないものの、エルコンドルパサー然り、これまでにない驚愕の成績を残すのはこういった面白い配合から生まれてくるのではないかという期待はあります。