【マイルCS予想2016】ディープインパクト産駒のガリバルディが一族の夢GⅠ制覇へ!

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今週の日曜日に行われるマイルチャンピオンシップ。絶対的王者モーリス不在で混沌とした18頭のメンバーが出走してきました。この中で注目したいのがガリバルディです。

ガリバルディは、前々走の中京記念で初重賞制覇を果たしました。前走は富士ステークスで勝馬のヤングマンパワーから0.3秒差の5着に終わっています。

今回のメンバーを見渡すと、短距離GⅠ路線の常連であるミッキーアイルをはじめ、皐月賞馬イスラボニータ、2014年新潟で行われたスプリンターズステークスの覇者スノードラゴン、同じく2014年のマイルCSの勝馬ダノンシャークなどのGⅠ馬をはじめ、マイルのGⅠ路線で上位常連のフィエロ、前走スワンステークスを快勝した素質馬サトノアラジンなど多種彩々の実績馬が出走してきました。

でもそれらの馬達は、いずれも強い時期があり、それは今ではない感じがヒシヒシと伝わってきます。そのような実績馬と比べ、ガリバルディは3歳時には京都新聞杯や共同通信杯にも出走していますが、実績は見劣っても、前々走で初重賞を飾ったように今が旬と言ってもいいかもしれません。

また、ガリバルディのお兄さんにマルカシェンク、お姉さんにザレマがいるのですが、どちらの馬もGⅠを勝てると言われながら惜しくも勝てていません。特にマルカシェンクは主戦の福永騎手がダービー馬だと言っていたほどの馬ですから、GⅠを勝利できずに引退したのは厩舎も馬も騎手も悔しかったことでしょう。そんな血統の馬に同じく福永騎手が騎乗するというのも縁を感じさせ、当時の経験から何かを活かして勝利するということも十分考えられます。

ガリバルディは大型馬ということで休み明けの前走よりも2走目の上積みは大きそうですし、この血統をよく知っている福永騎手というのも力強いものがあります。

さらに京都のマイルと言えば、やはりディープインパクト産駒が得意な条件でもあります。今回のマイルチャンピオンシップも18頭中実に7頭ものディープ産駒が出走しています。その中でもガリバルディはサトノアラジン、ルパンのいる一番若い5歳馬グループです。

また、他の6頭が既にGⅠを何戦か挑戦しているのに対してガリバルディのみが初挑戦で、それだけ実績が足りないと言えるわけですが、反対に伸び代の感じられるガリバルディの可能性に期待が出来ます。

2016年のマイルチャンピオンシップは、ディープ産駒のガリバルディが一族の夢であるGⅠ制覇を実現してくれることでしょう。