意外と難解な小倉2歳ステークス

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今年の小倉2歳ステークスは思ったよりも難解なレースとなりそうだ。人気を集めそうなのはクインズサリナ・カシノマスト辺りが予想される。カシノマストは九州産馬ながら、前走ひまわり賞で7馬身差をつけ、ぶっちぎりの勝利を決めた。そして、そのカシノマストにフェニックス賞で鑑賞したのがクインズサリナだ。この2頭の戦績からしてクインズサリナが1番人気・カシノマストが2番人気が想定される。特筆すべきはカシノマストが九州産馬らしからぬ強さをみせている所。言い方は悪いが、通常九州産馬は幾らタイムが良くても一般馬に比べてタイムが1秒は遅いが、カシノマストは持ち時計が1分9秒2。十分小倉2歳Sで戦えるだけの持ち時計は持っている。

ここまで書くと一見堅いレースに見えそうだが、今回、クインズサリナとカシノマストが同時に馬券に絡む可能性は低いと思われる。必ずどっちかが潰れる可能性が高い。ここは中波乱程度が予想される。人気薄の差し馬が直線末脚爆発で、馬券圏内に来る可能性がある。まだキャリアの浅い馬の戦いだけに、基本的にはスピード能力がある馬に分があるのは事実。しかし、どの馬が後ろに構えるのかは出たとこ勝負なので現段階では分からない。これが古馬のレースと大きく違う所。大体の流れは読める物の、その判断が非常に難しい。今年の小倉2歳ステークスは波乱必至。