ジャパンダートダービー馬ノンコノユメの去勢に思うこと

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競走馬の引退後の過ごし方はいくつかあります。そのうち、競馬ファンにとって身近なものとなると、どういったものがあるでしょうか?

代表的なものとしては、種馬・繁殖としての道。実際のところ馬がどう思っているかはわかりませんが、現役時代に頑張った馬たちにのみ与えられる栄光の道だと思います。大好きだったスターホースのその子孫も応援でき、ジョッキーにとっては自身とともに歩んだ名馬の仔に騎乗できるというのはやはり競馬の醍醐味ではないでしょうか。

その他には乗馬などもあります。こちらはより民間に近い、わたしたちに近い場所・環境でサラブレッドに触れられる機会、かつ乗ることもできるということで、多少お高いですが楽しい趣味のひとつになっています。

とはいえ、やはり牡馬なら引退後は種牡馬として子孫を残してほしいというのが個人的な願望。

ノンコノユメが去勢したというニュースが飛び込んできたのは9月の下旬のこと。

サンデーサイレンス、キングマンボの血統が席巻しつつあるいまの日本の競馬界において希少な血統の大活躍、ぜひ残していってもらいたい血統でした。

父トワイニングというと日本では短距離なイメージでしたが、中距離で活躍、しかもここまでのハイレベルな産駒はノンコノユメくらいしかわたしは知りません。

「近走、馬っ気が強くなってきたので秋の重要なレースの前に決断しました」というコメントが厩舎サイドから出ているようですが、この時期に早々に種馬としての道を断ってしまうことが、はたしていいのかどうか。

今後成績が残せれば「去勢は間違ってなかった」ということにはなるのでしょう。シビアなことを言えば、あのままの成績でこの血統では種牡馬としての価値はたかが知れていたのかもしれません。それでも、絶対に血統を残すことが出来なくなってしまうというのは、個人的には残念でなりません。