【シンザン記念2017予想】池江厩舎2頭出し、ペルシアンナイトV.S.アルアイン

今週京都の日曜メインは第51回シンザン記念。3歳馬にとっては最初の重賞レースで、春の大舞台を占う上では見逃せないレースです。過去の出走馬にはジェンティルドンナ(1着)、オルフェーヴル(2着)、ダイワスカーレット(2着)など、G1戦線で活躍した名馬が出走をしておりますし、注目度の高い一戦です。 明け3歳馬のまだまだ人気と実力が伴っていない若駒たちのマイル戦ですが、クラシックへ一歩リードする馬が出て来る可能性があるだけに見逃せませんね。

池江厩舎の馬競合、ハービンジャー産駒のペルシアンナイトV.S.ディープ産駒のアルアイン!

さて、さっそく有力馬をピックアップして考察していきたいと思います。登録馬を見てまず始めに気になったのはペルシアンナイトとアルアインの2頭。キャリアの浅い馬が多いですが、実績を見てもこの2頭が1,2番人気を争う上位人気と見て間違いないでしょう。両馬とも池江厩舎の馬ですが、ついこないだ開催された有馬記念ではまさかの3頭出しで大攻勢を仕掛けたと思ったら、新年もさっそく2頭出しとアグレッシブさは今年も健在なようですね。

まずはペルシアンナイト。デビューして3世代とまだ歴の浅いハービンジャー産駒の1頭。先輩にはベルーフ、ドレッドノータス、プロフェットといった重賞馬がおりますが、数が少ない関係で活躍馬もまだまだこれからといった感じです。そんな中2歳戦でここまで順当に勝ち進み、明け3歳の重賞で1,2番人気を争うまでになったのだから同産駒の中では若き期待のエースです。

血統的にも母系を辿れば祖母にはゴールドアリュールを産んだニキーヤがいる良血馬。今後重賞戦線は勿論、春にはクラシックの中心にいてもおかしくない素質馬でもあります。2走前のアイビーS(OP)ではソウルスターリングの2着でしたが、掛かる一面もあったので道中折り合えば高いパフォーマンスも期待できるでしょう。

次にアルアイン。こちらは京都が得意の言わずと知れたディープインパクト産駒ですね。まだ2戦しか走っていませんが2戦とも1番人気1着としっかり期待に応えている素質馬で、この2戦の内容は個人的には高評価。前を見ながら進めて最期は切れのある脚で突き抜けて勝つといういかにもディープ産駒らしい勝ち方で、馬体も大きくマイルにはもってこいという感じがします。

中1週の叩き2戦目ですし、ここは上がり目とみています。ペルシアンナイトとは良い勝負になりそうですが、前走余裕残しで勝ったアルアインにはまだ奥行きが感じられますし、分があるのはアルアインの方かなと思っております。

いずれにせよ池江厩舎の2頭が中心となりそうなシンザン記念。ここでどういう走りをするかで今後のクラシック路線が見てくるのではないでしょうか。