天皇賞・冬でもほしいあの馬がオーストラリアで羽ばたく?

最近ではもはや当たり前に思えるオーストラリアへの日本馬の参戦。今年もその可能性がある馬が現れたのでご紹介しておきましょう。カレンミロティックです。父ハーツクライ、母スターミー、母の父エーピーインディ。栗東・平田厩舎の管理馬。

今年の春の天皇賞ではキタサンブラックと死闘を演じ、まさかの差し返しにあいましたが、ステイヤーとしての資質は1級品といえます。また金鯱賞ではあのラブリーデイを抑えて勝利したこともあり、スピードも兼ね備えています。ただ足りないのが運。どうしてもG1では2着までは来ても前に何かいます。

秋・冬シーズンにもまた3000m超のG1、たとえば「天皇賞・冬」があればいいのですが、この距離での新G1設立は世界の趨勢から考えるとほぼないのではないかと思われます。また関西圏での良績が多いこともあり、秋の国内G1シーズンがつらい。関西の長距離G1が菊花賞しかありません。もちろん出られるわけでもないのですが、出られるもんなら大外でもいいから出たいのが陣営ではないでしょうか。

そうなると国内にこだわる必要ももはやないわけで、オーストラリアには長距離G1が秋に組まれています。カレンミロティックにはぴったりと思える舞台・メルボルンカップです。芝3200mは庭といえる距離。騎手もまだ本番まで半年近くあるにもかかわらずT・ベリー騎手での参戦プランがあるとのこと。

国内だと京都大賞典くらいしか関西圏での中・長距離で合いそうなレースがありません。そういった意味では平田厩舎に海外遠征のノウハウがどれだけあるのかは不安材料ではありますが、ぜひ実現してもらいたいプランですね!