【競馬】名馬の引退相次ぐ、今後の競馬界を引っ張る名馬は誕生するのか?世代別人気馬をピックアップ!

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最近、ファンから愛されたアイドルホースの引退が目立ちます。人気の中心となってきた競走馬が次々に引退し、競馬界からどんどん面白い馬がいなくなっていっているように感じているファンも少なくないのでは?昨年は世界競走馬ランキング2位になったエピファネイアや、白い怪物の異名を持つゴールドシップが引退し、多くのファンが悲しみに暮れました。今年に入ってからは初夏に2冠馬のドゥラメンテが故障で引退し、今月は重賞3勝の快速馬ハクサンムーンが引退を表明、さらに国内外合わせてG1・4勝したマイル王のモーリスも続けて年内引退を表明しました。

これだけ立て続けに人気馬がターフを去っていくと競馬自体の人気にも大きな影響がありそうに思えますが、日本中央競馬会の売上は4年連続で黒字となっており競馬の人気は上昇傾向にあります。ウェブサービスの充実や、WIN5の導入、競馬場のリニューアルなどは人気上昇に大きく貢献してそうですし、女性をターゲットとした女性専用スポット「UMAJO(ウマジョ)SPOT」をオープンしたりと競馬界も試行錯誤しています。売上が伸びているのはこれらが徐々に実を結んでいった結果でしょう。

とは言えやはり競馬は競走馬あってこその競馬。ハード面では充実してきても、実際に走る馬が面白くなくては本末転倒でしょう。強い馬、個性的な馬、カッコイイ馬、カワイイ馬がいなければなりません。筆者の個人的なセレクトになりますが、今人気を集める競走馬を世代別にピックアップしてみたいと思います。

3歳、4歳、5歳、6歳以上の世代別人気馬をピックアップ!

3歳世代

今年の3歳馬だとやはりクラシックで結果を残した馬が中心となります。ダービー馬のマカヒキ、皐月賞馬のディーマジェスティ、ダービー2着のサトノダイヤモンドあたりが強さの面で人気です。武豊騎手とのコンビを組むエアスピネルや、M.デムーロ騎手と組むリオンディーズも春競馬を賑わせてくれました。秋からの活躍にも期待です。

4歳世代

4歳馬ではサブちゃんこと北島三郎氏がオーナー(名義は大野商事)ということでも知られているキタサンブラックが菊花賞と天皇賞春のG1を2勝して一気に人気を集めました。他にも白毛にまだらなブチ模様でアイドル的な人気を博す牝馬のブチコは、その可愛らしい姿から女性ファンの注目を集めています。実績に加えて話題性のある馬が人気を集めていますね。

5歳世代

5歳馬には有馬記念を勝ったゴールドアクター、オークス馬のヌーヴォレコルトや、香港カップを優勝したエイシンヒカリなどが有名ですね。他にもジャパンCを制したショウナンパンドラや、G1・2勝のマリアライト、最近アイビスSDを連覇したベルカントなどがおり、この世代は牝馬の活躍が目立ちますね。今の時代、馬も人も脂の乗った世代は女性が強いのですね。

6歳~世代

6歳以上となると少なくなってきますが、G1・2勝のラブリーデイや、重賞3勝のスマートレイアー、地方・中央合わせてG1・7勝のコパノリッキー、地方G1のマイルチャンピオンシップ連覇を果たしたベストウォーリアなどが人気といったところでしょうか。6歳以上となると地方での活躍が目立つ馬が多くなってきますね。

世代によって人気の種類が微妙に違うのは面白い発見ですが、やはりどんな馬でも実績がある馬は人気です。しかし、競走馬の個性やオーナーが芸能人であることなど、実績プラスアルファの部分も人気を集める要因となっていることも事実。日本中央競馬会によって顧客層が大きく広がった今、競馬ファンが求める競走馬も少しづつ変わってくるかもしれませんね。これから一体どんな名馬が誕生するのか?楽しみは尽きません。