英アスコット大雨の影響でエイシンヒカリ出走のPoWSも回避相次ぐ

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日本時間で6月15日(水)深夜24:20出走予定となっている英国ロイヤルアスコット開催のプリンスオブウェールズステークス(PoWS)。先日発表されたワールドベストホースのレーティングで世界1位に輝いたエイシンヒカリが出走することで世界的にも注目の集まるレースですが、アスコット競馬場付近に連日の大雨が降り注ぎ、当日は良馬場での開催は絶望とされています。

エイシンヒカリの1位に大きく貢献した仏イスパーン賞もまた道悪の中での開催でしたが、強豪に10馬身ほどの差をつけての圧勝ということもあり、エイシンヒカリの勝ちに向けては追い風となるニュースの一方で、やはり道悪を走らせるリスクが問題となります。

それにしても、エイシンヒカリにとっては走りづらいコースというだけの問題かもしれませんが、対抗馬にしてみれば、ワールドベストホースが出走するレースが得意の状況になってしまった、という見方もできます。その影響もあってか、馬場状況の悪化という大義名分もあるためか、各陣営の胸の内は明らかではありませんが、出走を予定していた競走馬が相次ぎ回避を発表。2番人気が予想されていたタイムテストも回避となり、現段階でエイシンヒカリを含む6頭立てとなっています。

残り5頭の対抗馬。注目はファウンド

少頭数になってしまったとはいえ、そこは本場英国の誇るロイヤルアスコット開催の中でもメインとなるプリンスオブウェールズステークス。残る5頭も決して楽して勝たせてもらえるメンツとは言い切れません。ファウンドはBCターフを勝ち、前走コロネーションカップでは、ドバイシーマクラシックでドゥラメンテを退けたポストポンドの2着。ドゥラメンテと同格と見ることもできます。

また、2014年仏ダービー馬ザグレイギャツビーも注目ですが、1年以上勝ちから離れ、前走からの間隔も9ヶ月ぶりということで、多少危険度は落ちる模様。その他ドバイ・ジェベルハッタ(G1)勝ち馬のトライスターなど、少頭数といえど役者が揃っていないわけではないと見ていいでしょう。

欧州では場所を選ばなければ多数のG1レースが開催されているため、少々都合が悪いていどでも、回避した後の代替レースが見つかりやすいという土壌もあるのでしょうが、圧倒的人気馬が出走するときに急に少頭数になるということは多々あります。

少頭数の原因が馬場だけではないという根拠としては、エイシンヒカリと共にロイヤルアスコットに遠征しているエイシンエルヴィンの出走するクイーンアンステークス(G1)。プリンスオブウェールズステークスと同じレース場での開催になりますが、こちらは14頭立てで、6頭立てのプリンスオブウェールズステークスとはだいぶ様相がかわります。

エイシンヒカリがそれほどまでに警戒されるべき存在となっているという嬉しさもある反面、勝敗のメリット・デメリットのバランスがデメリットに寄りすぎているような気もします。

何はともあれ、絶対優勝を信じて全力で応援したいですね。