これぞまさに師弟愛!モンサンレガーメと木幡巧也騎手の米国挑戦

カトレア賞勝ち馬という称号にこれまでは特別な意味もありませんでしたが、今年からは違います。カトレア賞、そして2月に東京競馬場で開催されるヒヤシンスSは、ケンタッキーダービーの出走馬選定レースになっているからです。2戦の合計ポイントでトップの馬がケンタッキーダービーの優先出走権が与えられる第一回となる2017年。カトレア賞制覇、というのは今年以降はかなり重みがある勲章になってくるわけです。

そんなケンタッキーダービー選定ポイント争いは「JAPAN ROAD TO THE KENTUCKY DERBY」という名称がついています。ここで一歩リードしているのがカトレア賞勝ち馬のモンサンレガーメになります。また、美浦・牧厩舎所属ということがファンに夢を与える要素となっています。

ケンタッキーダービーへの登録時の調教師のコメントで所属騎手の木幡巧也騎手で参戦することを早々と名言しています。もちろん選定基準が2戦合計のポイントになるので、ヒヤシンスS惨敗という結果になると他に席を譲る形となる可能性も充分にありますが、若手騎手には厳しい昨今の風潮に風穴をあける一撃としてもらいたい。

その他に日本馬ではフォギーナイトもアメリカ3冠、そしてUAEダービーへの登録を視野にいれています。こちらは海外遠征経験豊富、かつ結果も出してきた堀厩舎、ドバイでも輝きを放ってきた金子真人ホールディングスの強力タッグ。血統をみても海外が合いそうなタピットを父に持っています。両馬以外にもJAPAN ROAD TO THE KENTUCKY DERBYが設立された影響も多大にあるでしょう、アメリカ遠征を希望している陣営が今年は多数そろっています。

フェブラリーSと同日同会場開催になるため、重賞以外には興味がない方にもぜひ注目してもらいたいレースです。