【関屋記念】レッドアリオン直線で"再加速"!脅威の逃げ切りV!

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8/16に新潟でサマーマイルシリーズ第2戦目の「第50回関屋記念(G3)」が開催された。優勝したのは単勝2番人気のレッドアリオン(牡5)だった。

レッドアリオンはスタートで遅れるも直後に大外からグイグイと押し上げてハナを切りに行った。普段はハナをきって逃げるスタイルというタイプの馬ではないが、これまで長い間主戦騎手として手綱を握ってきた川須栄彦騎手はこの馬が逃げる競馬もできることを知っている。馬の行きっぷりにまかせて川須騎手は馬の気持ちを優先させた。

直線残り250mでは2番手を追走していたスマートオリオン(牡5)が脚を伸ばして並びかけてくる。「ここでもう終わりか」と思った競馬ファンも少なくないのでは。しかし鞍上の川須騎手の右ステッキがそれを許さなかった。何度も右ステッキを連打し、レッドアリオンはそれに応えるように二の脚を伸ばした。スマートオリオンを交わして、さらに後方10番手から急襲してきたマジェスティハーツ(牡5)も3/4馬身差でおさえてゴールへ飛び込んだ。

まさに圧巻の逃げ切りVだった。勝ったレッドアリオンは昨年の兄クラレントに続いて関屋記念を制して、兄弟揃っての勝利を達成した。次走は、京成杯オータムH(G3)に出走する予定で、兄のクラレントが昨年進んだ同様のローテーションで挑む。クラレントは昨年京成杯オータムHで優勝し、2連勝を達成している。同じ道をたどる弟のレッドアリオンからは次走も目が離せない。