【スプリングS予想2016】ロードクエスト、真価問われる

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20日(日)の中山メインレースは第65回スプリングSだ。土曜日の阪神メインレースが若葉Sで、今週末は最後の皐月賞トライアルが開催される。弥生賞はマカヒキ、リオンディーズ、エアスピネルの1~3番人気による決着で、上位の3頭が皐月賞への優先出走権を獲得した。

今週のスプリングSでも3着までに皐月賞への優先出走権が与えられる。スプリングSは新潟2歳Sを優勝したマツリダゴッホ産駒期待の新星ロードクエストや、京都2歳Sの勝馬ドレッドノータス、未勝利と条件戦のあすなろ賞を勝って2連勝中のマウントロブソンなどが人気を集めそうだ。

弥生賞組に一石を投じる馬は出てくるか?

弥生賞と同じG2レースではあるが、弥生賞のメンバーやレースレベルが高かかっただけにスプリングSはメンバーの小粒感が否めない。クラシックの有力候補にあがっている弥生賞組に一石を投じる馬がここで現れるかどうかに期待したいところである。

さて、筆者が同競走で期待を懸けているのは重賞で2戦連続連対を果たしたロードクエストだ。前走のホープフルSでは勝馬のハートレーに届かず2着に惜敗したが、今回は未勝利や500万下を勝ち上がってきた馬がほとんどで、実力的にはこの馬が抜けている。マツリダゴッホ自身は中山巧者であったが、実はその産駒は中山を勝てていない。血統とはわからないもので、ロードクエストに関しても中山の適性や適距離はまだ定かではない。まだまだ頭数が少なく新しい産駒なので参考データも少なく、このロードクエストが期待のホープというわけだ。

ホープフルSでロードクエストに勝ったハートレーはその後の共同通信杯で1番人気に推されるが、結果は9着と惨敗であった。流れが不向きというわけでもなく、意外な惨敗であった。このことからもホープフルSのレースレベルを低く見積もるファンもいることだろう。ロードクエストにとってここは真価が問われるレースであり、勝ち方によっては一気にクラシック候補に躍り出ることができるだろう。前走後のさらなる進化に期待したいところだ。