シンハライト引退。屈腱炎発症後、良化見られず無念のリタイア

今年のオークス馬シンハライト(牝3、石坂厩舎)が引退することが決まった。16日に同馬が所属するキャロットクラブのホームページで発表され、近日中に登録を抹消することが明かされた。

シンハライトは春に桜花賞で2着、続くオークスで1着と牝馬路線を快調に進んでいたが、前走のローズSを制した後、左前脚に屈腱炎を発症。怪我後は北海道のノーザンファーム早来で休養していたが、良貨が見られなかったため引退することになった。

オークスでは重の馬場で33秒台の脚を使い、エンジンの違いを見せた。小さな体で重馬場をあれだけ飛ばしたのだから反動は想像以上に大きかったのかもしれない。古馬との対戦が楽しみな一頭だっただけに早すぎる引退に惜しむ声も多そうだ。

今後はノーザンファームで繁殖入りする予定となっており、今後は母としての活躍に期待していきたい。シンハライト号、お疲れ様でした。

シンハライト号(牝3、石坂正厩舎)
通算成績6戦5勝(うち重賞3勝)、父ディープインパクト/母シンハリーズ/母父シングスピール。