【京都新聞杯2016予想】スマートオーディン1強か?勝てばダービーで面白い存在に

今週末の京都では5月7日(土)に「第64回京都新聞杯」が開催されます。日本ダービーの前哨戦としても使われるレースで、2013年のダービー馬であるキズナもこの京都新聞杯を勝ち進んでダービーを制しております。日本ダービーの優先出走権が与えられるトライアルレースではありませんが、収得賞金を上積みすることでの日本ダービー出走を目指す馬たちが集まる一戦として有名です。

日本ダービーを目指す馬と聞くと大層な馬が集まりそうに思えますが、登録馬を見るとそのほとんどがまだ未勝利を勝ち上がってきたばかりの馬です。そんな仲で唯一の重賞ホルダーであるスマートオーディンは抜けた人気となりそうですね。

唯一の重賞ホルダースマートオーディンの1強か?不安材料も多し

スマートオーディンは昨年秋の東京スポーツ杯2歳Sを重賞初挑戦にして初制覇を達成し、その後も共同通信杯(6着)、毎日杯(1着)と重賞レースに出走してはやくもG3レースで2勝もあげております。実績でこれに対抗できそうなのはきさらぎ賞3着馬のロイカバードくらいで、スマートオーディンの1強と言われてもおかしくないメンバー構成となっております。

とは言えスマートオーディンがこれまで走ってきたのは全て1800mであり、2200mの京都新聞杯を走るにあたって「距離の不安」がまず一番に出てきます。レースの出走頭数も11頭がこれまでの最高頭数で、多頭数で走るのも初めてとなります。課題である折り合いもまだ十分に克服できていなそうですし、多頭数でコーナー4つのレースを上手くこなせるのか?未知な部分も多く、絶対的な信頼をおけるかと聞かれると少々疑わしい面もあります。

しかし、これを乗り越えることが出来なければ日本ダービーなんて夢のまた夢。メンバーの中では間違いなく実力は上位ですし、目指すからには全ての不安を打ち消すような勝ち方で勝って、日本ダービーでは有力視されている皐月賞組を脅かす存在として盛り上げて欲しいですね。