南米でもサンデーサイレンス!デビュー戦で16馬身ちぎったG1馬とは?

ナリタブライアンを輩出したブライアンズタイム。ディープインパクトなどを輩出したサンデーサイレンス。もとをたどれば「ヘイルトゥリーズン系」に入ります。

ブライアンズタイムはサンデーサイレンスほど後継種牡馬に恵まれていませんが、一方のサンデーサイレンスに至っては、日本ではもはや「サンデーサイレンス系」、あと5年もすると「ディープインパクト系」と呼ばれる血統になるのではないか、と思われる勢いを見せています。ステイゴールド亡き今、ディープインパクトを脅かすサンデーサイレンス産駒の種牡馬はもう現れないのか?

まさかまさかの南米に大物がいました。「いやあ、さすがに南米の種牡馬までは知らないよ」というのはちょっと早い!みなさんご存知の「ハットトリック」です!

ペリエ騎手とのコンビが印象的だった馬でマイラーとしての資質も高かった1頭。もともと北米で2008年に種牡馬入りし、オーストラリア、アルゼンチンにシャトルされている人気種牡馬です。

ちなみに輩出した大物はハットブンタノという2歳馬。アルゼンチンで5月25日に行われたグランクリテリウム大賞典。もちろんG1です。頭数こそ7頭立てでしたが、2.6倍の1番人気に推され見事2馬身差で勝利。デビュー戦の芝1400mではなんと16馬身ちぎりすてての圧勝だっただけに、この単勝人気もうなづけます。

北米・南米とも有力馬が日本の安田記念、マイルチャンピオンシップに参戦してくれるケースは今後も厳しいとは思いますが、いつかハットトリック産駒が日本に凱旋してくれることを楽しみに待ちたいと思います。