【宝塚記念2016出走馬】牝馬なのに長距離系?マリアライトに迫る

牝馬は、あまりスタミナが多くないために、長距離レースでは厳しいとされています。持ったとしても2200くらいと言われるくらいで、それ以上の距離になると、余程の力を持っていないとこなすことができません。マリアライトという馬は、牝馬ながらも長距離適性が強く、長い距離でも安定した成績を残しているG1馬です。

デビューしたのは3歳に入ってからで、2000メートル級のレースを使われましたが、なかなか勝ち切るところまで行けません。2500を使ったところ、意外にも好走したことで、ある程度の長距離レースのほうが活躍できると陣営は判断します。次の2400メートルも勝利しオープン入り。重賞初挑戦のレースは2着に敗れたものの、距離が不足していたこともあり、賞金を上積みできただけでも収穫のレースでした。

秋はオールカマーを使ってからエリザベス女王杯に挑み、見事に勝利を収めます。中団から押し上げる競馬を選択して、スタミナを活かして残し切るレースを見せつけました。その後は、厳しいながらも有馬記念に参戦し、12番人気の低評価ながらも4着に入り、力を持っていることをアピールしています。

今年も長距離レース2つに出走して、馬券圏内に入っています。宝塚記念はやや距離が短いものの、牡馬相手でも好走できているマリアライトの動向に注目が集まります。