【桜花賞2017予想】天気が”穴馬”の味方に？フランケル産駒の怪物2頭に食い込むあの馬とは？！

4戦4勝と連勝中のソウルスターリング、牡馬相手の朝日杯フューチュリティステークスに出走し1番人気に推されたミスエルテ。今年の桜花賞はフランケル産駒の怪物と呼ばれる2頭が出走しており注目を集めております。

その他の馬もレベルが高い。クイーンカップの勝ち馬アドマイヤミヤビと、阪神JFでソウルスターリングの2着に好走したリスグラリューのハーツクライ産駒の2頭や、フィリーズレビューで3連勝を果たし一躍有力馬となったカラクレナイ、重賞戦線で常に上位に来ているレーヌミノル、アエロリット、ジューヌエコール、そしてチューリップ賞で2着と好走したミスパンテールなど、魅力あふれる好メンバーが出走してきました。例年に比べても今年はかなり豪華なメンバーが揃ったと言えますね。これは楽しみです。

さて、前評判ではフランケル産駒の2頭のうちの1頭であるソウルスターリングが抜けており一強状態となっております。もう1頭のミスエルテは3,4番人気といったところでしょうか。食い込むとするなら前述の有力馬ぐらいか？という感じですが、週末の雨予報などを考えると、他の人気薄にもチャンスは十分にあると思われます。

馬場が渋ればチャンス！今年の桜花賞は重馬場で”穴馬”激走？！

そんな中で筆者が狙いたいのはゴールドケープ。ゴールドケープは阪神JCで6着、トライアルのフィリーズレビューで3着と悪くない成績を残しています。とは言え、フランケル、ディープインパクト、ハーツクライ、クロフネ産駒に比べると実績の劣るせいか、有力馬には数えられておらず当日もおそらく二桁人気が濃厚でしょう。

しかしながら過去レースっぷりを見ていると実に魅力的な馬であることが分かります。2走前の阪神JFでは、1000m58.8秒という決して遅くはないペースを3番手追走から粘っての6着でした。さらに前走のフィリーズレビューでは、うって変わって最後方18番手から上り最速タイの末脚を発揮しての3着と重賞戦でも健闘しております。

先行・追い込みと近2戦は全く違った競馬をしてともに上位に食い込んできております。まだ若くて経験の浅い3歳牝馬としては、この器用さは武器になるでしょう。自分のパターンが1つではないため、どんなレースにでも対応できる可能性はあります。3走前に優勝した500万の白菊賞では、雨で重馬場の開催でしたが、これを楽に追走して直線で抜け出してからは他馬を寄せ付けず、最後は手綱を緩める快勝っぷり。重馬場でのこのレースっぷりを見る限り、道悪はかなり得意そうです。

今週末の阪神は土曜夜から日曜にかけて雨予報ですし、重馬場になった場合は怪物級と呼ばれる馬達でも意外な繊細さを見せて大敗する可能性もあるでしょう。この雨予報はゴールドケープにとっては吉報で、天候が味方してくれれば強豪相手でも良い勝負ができるのではないでしょうか。

他の有力馬は、確かに実績を見ていると怪物級に強い馬達ばかりです。しかしまだまだこの時期の牝馬は未知な部分も多く、荒れやすい牝馬限定なら尚更波乱があってもおかしくありません。器用さが証明されていて重馬場もこなせそうなゴールドケープが食い込む余地は十二分にあるといえるでしょう。雨の桜花賞、有力馬が伸び悩む中、ゴールドケープがすいすいっと上位に食い込んでくるかも知れませんよ！