変則開催3日間のスタートは中山大障害から

今週は多くの企業が3連休を迎える。ボーナスが出た後の初めての3連休、その上クリスマスとあってレジャー施設などは大混雑が予想される。しかし何よりも競馬好きには堪らない3日間となる。家族サービスをしなければいけない方も多いだろうが、有馬記念の馬券を購入しない人はまずいないだろう。

3連休全てに重賞競走が組まれた。土日は皆さんご存知の通り阪神カップ、ホープフルステークス、有馬記念だ。そして変則開催になる23日(金/祝)は暮れの名物レース中山大障害。このレースは完走するとスタンドから温かい拍手が起きる競馬のレースでは珍しいレースだ。

中山大障害のコースは他の障害コースに比べて難易度が高い。人気馬だからと言って油断は禁物。落馬した瞬間アウトなのは平地も一緒だがリスクの高さは段違いである。そういった環境の中で行われるので平地のレースとは一味違ったレースを堪能出来る。

とにかく最終障害を飛越して、最後の脚比べに持っていくまでは油断は出来ない。大差がつく年と接戦の年があり、その辺りも非常に興味深い。大差だろうがハナ差だろうが勝ちに変わりはない。1着でゴール板を駆け抜けたもの勝ち。

これは全てのレースに共通して言える事だが、中山大障害になるとその意味合いは更に深くなる。障害レースの最高峰のレースこそが中山大障害である。春の中山グランドジャンプも同じ事が言えるが、暮れの中山大障害の方が注目度は高いのは宝塚記念と有馬記念をイメージしてもらえばわかりやすいだろう。

今年も残す所あと2週間弱だが、泣いても笑っても競馬は今週で最後である。どうせなら笑って年を越したい。まずは23日(金/祝)から。