【マーメイドS予想2017】中谷アースライズに乗って師匠へ恩返しのとき！

美浦で結果が出ず騎乗依頼も減ったことで、もがき苦しんでいた中谷騎手。それを救ったのが栗東の矢作調教師。そんな矢作調教師への目に見える恩返しがようやくかないそうな馬がまわってきました。今週のマーメイドステークスのアースライズに、中谷騎手が起用されるようです。ナイトバナレットなど有力馬にも騎乗させてもらってはいますがNHKマイルカップでは乗り替わりになるなど、まだまだ矢作厩舎の看板馬に騎乗させてもらえる位置までは届いていません。

中谷騎手といえば今年の春にリーゼントロックで人気以上の結果を残す競馬を続けたことが記憶に新しい、こつこつと実績を積み重ねてきた苦労人。アースライズは前走の賢島特別で坂井騎手で勝利し、3ヶ月の休み明けとなります。阪神コースは4戦2勝と相性のいいコース。そして秋華賞5着の実績はこのメンバーでも引けを取らないもの。さらに、3ヶ月ほどのレース間隔は勝利こそないものの、2着一回の記録もあり、馬券検討からは外せません。

勝つための障壁となるライバルたちは以下の3頭とみています。武豊騎手が再度騎乗し勢いを取り戻してきたトーセンビクトリー、紫苑Sを勝った後は迷走中のビッシュに、マキシマムドパリも前走では前が開かずまともに追えていない消化不良のレースだったため改めて見直したい。いずれも秋のエリザベス女王杯に名を連ね、穴人気しそうな馬たちです。

重賞未勝利で準OPのアースライズにとって斤量54.0は若干見込まれすぎな感は否めませんが、中谷騎手にしてみれば、ここで結果を残せば今後の重賞でも継続騎乗もありえるだけに気合は十分でしょう。矢作厩舎といえばディープブリランテでダービーも制した厩舎。いつかG1や3歳クラシックで印がつく馬に騎乗させてもらうためにも、結果がほしいところです。