トーホウアマポーラCBC賞で連覇狙うもこの条件では厳しいか?

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CBC連覇は過去に3頭

昨年'14年のCBC賞を制覇したトーホウアマポーラが連覇を狙う。
CBC賞を連覇したことのある馬は過去に3頭。リキタイコー(飯田明弘騎手'77、年武邦彦騎手'78)、シーイズトウショウ(池添謙一騎手'03,'06)、マジンプロスパー(浜中俊騎手'12、福永祐一騎手'13)の3頭だ。シーイズトウショウは初挑戦した年は斥量55kgで連覇の年が57kg。マジンプロスパーは初挑戦の年が57.5kgで連覇の年が58kg。リキタイコーは40年以上も昔の勝馬のためデータなし。斥量が増えても騎手が変わっても馬が強ければ連覇もありそうだ。
トーホウアマポーラは昨年福永祐一騎手とのコンビで斥量53kgで優勝している。今年は斥量が+2kgの55kgで鞍上は幸英明騎手。昨年勝った時は福永騎手だったが幸騎手もこの馬には新馬戦、条件戦、重賞と乗り続けてきている主戦騎手の1人だ。連覇の条件としてはギリギリクリアといったところか。

不調から抜け出せるか

実はトーホウアマポーラは昨年のCBC賞以来勝ち星をあげていない。CBC賞を勝ってからGⅠとGⅡを2戦づつの計4戦しているが、全て掲示板にすらのれず凡走している。3~4歳時は条件戦ではほぼ馬券に絡んで好走が多かったが、重賞となると力が足りない感じだ。さらに今年は外枠が有利とされている中京1200mのコースで2枠4番と内目の枠を引いてしまった。昨年は6枠だったのでまだ良かったが、斥量も+2kgで条件が向いているとは言い難いのが正直なところだ。

前走高松宮記念について

前走の高松宮記念では位置取りよく直線を迎えたが伸びずに9着に終わった。ハープスターや香港のGⅠ馬エアロヴェロシティなど1~3着の馬が強すぎたということもあるが、直線まではスムーズだっただけに見せ場が作れなかったのが残念なところだ。
高松宮記念からCBC賞はローテーション的には決して悪くはない。実際高松宮記念からCBC賞へと進んだ馬は【2-1-2-6】と好走している。しかし、馬券に絡んだ馬はほとんど高松宮記念で掲示板以内(5着以内)に入った馬で、着順を6~9着に限ると【0-0-1-1】とたちまち信頼度が低くなる。今の馬の状態的にもさすがに優勝は厳しいかという感じは否めないが、このメンバーなら3着争いは必須条件。複勝で狙うにはオッズ的にも妙味がありそうだしもう一度見せ場を作ってほしいところだ。