【共同通信杯2017予想】人気を分け合う上位3頭、クラシックに向けて羽ばたくのはどの馬だ?

先週のきさらぎ賞にも登録のあったムーヴザワールドが万全を期して、今週の共同通信杯に出走して来る。東スポ杯2歳Sでは、最後は良く追い詰めたが3着まで。ハナ・クビ差だけに本当に仕掛け処一つで大きく変わった。

東京コースと相性が悪い訳ではない。まだキャリアはこれで3戦目。先週のきさらぎ賞に出走していれば、間違いなくサトノアーサーの次に人気を集めた馬だったであろう。

そのきさらぎ賞で単勝オッズ1.4倍の断然1番人気に推されたサトノアーサーは2着に敗れ、さらに同日東京で開催された東京新聞杯でも1.8倍の1番人気エアスピネルが3着に沈み、先週は1倍台の人気馬がこぞって取りこぼす結果となった。

断然の1番人気の馬が勝つ保証などはどこにもない。きさらぎ賞では5番人気スズカメジャーがスタート直後に落馬し競走中止したが、スタート1つで一瞬にして馬券が紙くずとなることだってある。競馬はこれがあるから最後まで分からない。

クラシックを占う重要な一戦!人気を分け合う上位3頭

今回はムーヴザワールドが1番人気の最有力候補となっているが、先週のように一本被りというオッズにはならなそうだ。

相手には東スポ杯2歳Sでムーヴザワールドとクビ差の2着に入着したスワーヴリチャードや、デビューからの3戦全てで上がり最速をマークしこれまで連対を外していないエアウィンザーなどがおり、おそらくはこの3頭が人気を分け合うかたちとなる。シンザン記念2着のタイセイスターリーや京成杯5着のアサギリジョーなど重賞で掲示板に入る馬も注意は必要だが、新馬・未勝利勝ちが4頭、といった具合に、全体的なレベルは驚くほど高いわけではない。

メンバー的には東スポ杯上位組のムーヴザワールドとスワーヴリチャードの2頭が実力上位という印象が強いが、重賞初挑戦のエアウィンザーもまだ未知な部分があり逆転も視野に入れたい。ここは皐月賞へと繋がる重要なレース、ファンを沸かせる競馬を見せてくれるのは一体どの馬だろうか。

いずれにせよ上位も馬券的にはどれも連下までといった感じなので、枠順や、馬体重、追い切り内容を見て絞っていきたい。