ワンダーアキュートが種牡馬入り!名馬カリズマティックの血を繋ぐ

ダートの猛者ワンダーアキュートが引退し北海道日高郡新ひだか町のアロースタッドで種牡馬となることが決まりました。数々重賞もG1も制覇していますが、やはり皆さんの印象が強いのは昨年のかしわ記念ではないでしょうか。決して若くない9歳での堂々たる勝ちっぷり。かつ、引退レースとなった東京大賞典ではコパノリッキーを差して3着に食い込みました。まだ今年もやれるんじゃ?とも思いますがサンビスタともども大事な仕事が待っています。

血統背景を確認しておきましょう。父カリズマティック、母ワンダーヘリテージ、母の父プレザントタップ。カリズマティック産駒の最高傑作ともいえますし、日本だけじゃなく世界を見渡してもカリズマティックの後継種牡馬はこの馬とカリズマティックゴールドくらいだと思われます。戦績考えるとワンダーアキュートのほうに期待が高まります。

古馬になってからの成長力。3歳時からすでに重賞を勝つ能力も秘めていた馬。生産者からすれば魅力的な種牡馬になります。サンデーサイレンスの血もキングマンボの血も入っていないだけに、繁殖牝馬もほぼ選ばず種付けが可能。今年は特に種牡馬入りした馬も多く、人気の盲点にもなりそうです。芝馬はさすがに厳しいかもしれませんが、父同様にダートで人気しないときに劇走する産駒が出てくるのを期待して待ちましょう。