【朝日杯FS2016】武豊、G1コンプなるか?!JRAは空気を読まず、まさかのG1新設

今週は2歳G1の朝日杯FSが開催されます。騎手の武豊にとっては国内G1コンプリードがかかるレースで、2012年にマイルCSを制してG1完全制覇にリーチがかかってから今年で4度目の挑戦となります。

昨年はデイリー杯2歳Sを完勝したエアスピネルで挑み、完全制覇も間違い無しと期待されておりましたが、M.デムーロ騎手が騎乗するリオンディーズにゴール前で差され、あえなくておあずけとなってしまいました。エアスピネルは文句なしに走ってくれましたし、騎乗もとくに大きなミスはなし。昨年は勝ち馬が強すぎました。

レース後のインタビューでは武豊騎手が「空気の読めないイタリア人がいたもんで・・・」とコメントして爆笑を誘ったのが印象に残っていますが、今度はJRAが空気を読まず、来年から大阪杯をG1に昇格。今年勝てなければ完全制覇はますます遠のいていきます(笑)

2016年はタガノアシュラで完全制覇狙う!

1レースを残して他は全て勝利しているということ自体素晴らしい功績ですが、ここまで来たなら筆者も完全制覇の瞬間を見たいところです。今年はマンカフェ産駒のタガノアシュラで悲願の完全制覇に挑むことになりますが、今年も勝ち負けできそうな馬ですから期待したいと思います。

タガノアシュラのキャリアは3戦2勝。2走前の札幌2歳Sでは出遅れての8着。デビュー戦と前走の黄菊賞(500万下)は逃げ切り勝ちです。逃げ→出遅れ→逃げ、とまだ気ムラがあってアテにしづらいところはありますが、今年は1番人気最有力候補で注目のフランケル産駒・ミスエルテが人気を集めてくれるでしょうし、ミスエルテは後方からの競馬なのでスタートさえ決まればタガノアシュラにもチャンスはあります。

昨年の朝日杯FSではレース前に武豊騎手は「朝日杯下手くそなんで、勝ち方分からないんですよ(笑)」なんて自虐的なコメントを残しておりますが、逃げ・先行はお手の物の武豊ですから、ぜひとも今年はタガノアシュラで勝ち方を見つけてもらいたいものです。