【函館スプリントS予想2018】1週前追い切り・調教から分析

記事「【函館スプリントS予想2018】1週前追い切り・調教から分析」のサムネイル画像

いよいよ函館競馬が開催となります。今回優勝候補の最右翼として注目を集めるのはナックビーナス。札幌ではキーンランドCを2回出走しており、5着・3着の実績があり、洋芝適性はありそうです。前走の高松宮記念は3着、2走前のオーシャンSでは2着と連続好走しており、今年は好調続き。重賞戦の成績は「0-2-2-6」と勝ちきれない競馬が続いておりますが、G1でも馬券圏内に食い込める実力の持ち主ということで、今回は洋芝適性も問題ないことから1番人気に推される可能性は高そうです。

高松宮記念の激走から約3ヶ月弱経ちますが、気になるのが状態面です。今回は5月16日から早めに追い切りを再開しております。1週前時点は5本目の追い切りで4週連続で併せを行っており、タイムも美浦W(良)を63.0-48.6-35.0-12.3(直一杯)と僚馬を1.1秒追走し0.6秒先着というぶっちぎりの内容で好時計をマークしております。デキは文句なしの雰囲気といった感じです。

上位人気が予想されるその他のライバル勢の追い切り内容はどうでしょうか。以下に人気が予想される有力馬の追い切り内容と、評価を載せました。

重賞2勝の実績を持つダイアナヘイローは早めに函館に入っており、1週前は函館のダート(良)で57.7-42.6-12.9(馬なり)と時計も内容もまずまず。2,3週前は栗東の坂路でしっかり追われているので、これくらいなら十分とは言えずとも悪くない内容です。最終追い切りで良い時計を出してくれば評価は上がりそうです。

G1のスプリンターズS・3着の実績を持つワンスインナムーンも早めに函館に入っており函W(稍)で57.0-41.5-13.0(馬なり)とまずまずですが、これが1本目の追い切りということで本数は少なめ。まだこれから調子を上げていくといった感じで、今回は4ヶ月の休み明けということもあり、今後へ向けての叩きである可能性も高そうです。

高松宮記念を制して見事G1馬となったセイウンコウセイは、今年も函館スプリントSからスプリンターズSへ向かうのか、去年に引き続き函館スプリントSに出走してきました。追い切りは美南W(良)で67.3-51.3-38.0-12.3(直一杯)とラストは12.3秒出ていますが、全体の時計は遅いので当然これくらいのタイムは出してもらいたいところです。昨年は4着だった同競走、今年は昨年よりは時計が出ているので昨年以上の結果を出せるか。

有力馬の中で個人的に評価の低かった馬はキングハートです。同馬は2走前のオーシャンSの勝ち馬ということで注目の一頭ではあるのですが、追い切りは6本目でプールにもたくさん入っており、タイムも美南W(良)で68.5-53.3-38.7-13.1(一杯)で併せ馬に1.3秒追走、0.2秒先着と目立った内容ではありません。去年の2着馬ということでも注目したいところですが、ここを勝ちに来たというような動きには見えませんでしたので追い切り評価は低くなっております。

以上、人気上位が予想される有力馬の追い切り内容と、その評価を載せました。