オールマイティーな活躍で産駒がJRA年間100勝を達成の注目種牡馬2頭

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ディープインパクト、キングカメハメハ不在となっている日本の馬産界をどの種牡馬が牽引していくのか、来年以降も引き続き注目を集める話題となっていますが、芝・ダート、そして距離適性など様々な産駒を輩出するオールマイティーな種牡馬というのは重宝されやすいのではないでしょうか。

キングカメハメハ産駒のロードカナロアは、言わずもがなの活躍を見せており、アーモンドアイは日本競馬史上歴史に残る名牝といえる戦績を残して引退となり、牡馬ではダノンスマッシュが香港スプリントを父子で制覇しG1初勝利を挙げるなど、今後の日本競馬の牽引役として1番手といえる位置にいるかと思われますが、毎年産駒が安定して活躍している種牡馬としてご紹介したいのが、オルフェーブル、キズナの両頭です。

11月22日の阪神8レースをリトルクレバーが制したことにより、キズナ産駒の年間JRA勝利数が100勝となりました。今年の年間100勝突破はディープインパクト、ロードカナロア、ハーツクライ、ルーラーシップに続く5頭目の記録で、産駒デビュー翌年からの100勝達成は、今後さらに数字を伸ばしてくることが予想される種牡馬です。

続いてオルフェーヴルは同じ日の東京12レースでヘイルメリーが勝利したことにより、100勝を達成しており、こちらは2年連続2回目の達成ということで、どこまで記録が伸ばせるかも注目となっています。

代表産駒といえるラッキーライラックが有馬記念で引退となりますが、ステイヤーズS覇者のオセアグレイト、先日のカペラS覇者のジャスティンなど、様々な条件で活躍する産駒を輩出しており、繁殖牝馬の特性を活かした産駒を生み出してくれる種牡馬と言えそうです。

日本国内だけでも激戦区となっていますが海外から続々と大物がスタッドインしてきています。かつてサンデーサイレンスがそうであったように輸入種牡馬が席巻するのか、サンデーサイレンス系の両頭が台頭していくのか、今後のさらなる飛躍に期待したいですね。