【オークス予想2017】オークスで買える騎手”3名”とは?

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桜の女王が決まり、次はいよいよ樫の女王を決める戦いがはじまる。今年は牝馬のレベルが高く、クラシック戦線では牡馬よりも牝馬の方が強いという声も多く聞かれる。ファンディーナやソウルスターリングの人気を見れば確かにそれも頷ける。個人的にもダービーよりもオークスの方がメンバー的にも面白そうだと感じる部分はあり、非常に楽しみにしている一戦である。

さて、樫の女王の有力候補を挙げていくのも良いが、今回は騎手の方をメインに考察してみたいと思う。2400mくらいの距離になってくると騎手の技量の占めるウェイトも大きくなってくる。騎手のオークスの過去の好走歴なども予想の材料として重視してもいいのではないだろうか?ということで今回はオークスで買える騎手をピックアップしてみたので以下で紹介したいと思う。

オークスで買える騎手とは?過去のオークスの成績から”3名”の騎手をピックアップしてみた!

おおよそ検討はついていたが、やはり一番成績が良いのは武豊騎手。オークスの通算成績は[3-3-3-14]で、現役騎手の中では一番馬券に絡んでいる。ただ、1996年のエアグルーヴ以来勝ち星はあげれておらず、2005年のエアメサイアの2着以来馬券にも絡めていない。まぁ最近はオークスで騎乗すること自体が少ないし、乗っても良い馬に乗れていなかったことも要因としてあるだろう。

ただ、今年は1番人気の最有力候補とも言われているリスグラシューで挑めるので、久しぶりに同競走を制覇するチャンスがまわってきたと言える。阪神JFと桜花賞のG1・2戦で2着という実績からも、能力が高い馬であることは確かだ。しかし、メイチっぽかった前走の桜花賞の反動も気になるので、軸ならまだ良いが個人的には武豊の技量を加味してもアタマとしての信頼度はさほど高くはないと思っている。

武豊に次いで成績が良いのが福永祐一騎手だ。成績は[3-1-1-9]で、勝率と連対率は武豊よりも高い数値を誇っている。一時は「牝馬戦の福永は買いだ」なんて自分で言っていた時期もあったので、オークス男と呼ばれたこともある福永なら!と思ったが、今年は参戦せず…。依頼が無いのだろうか?残念だ。

さて、福永は今回はカウントしないということで、残りの2名を紹介したいと思う。この2名はオークスの予想において武豊や福永よりも個人的には注目している騎手だ。その騎手は、近年のオークスで好騎乗を見せている池添謙一騎手戸崎圭太騎手の2人である。

まず、池添のオークスの成績は[2-1-3-4]。昨年は1番人気のシンハライトで優勝し、一昨年の2015年は6番人気のクルミナルを3着に持ってきており、2年連続で馬券に絡んでいる。

今年は桜花賞を制したレーヌミノルで挑む予定となっているが、距離適性や血統の不安から桜花賞を勝っていてもそこまで人気しなそうな気配がある。良い意味で期待を裏切り奇跡の2冠達成を成し遂げてくれるのか?距離や血統の不安は間違いなく懸念事項としてあるが、大舞台に強い池添ならやってくれそうな気がしてならない。

そして戸崎。彼のオークスの成績は[0-3-0-2]と勝ち鞍こそないものの、昨年は2番人気のチェッキーノで2着、一昨年2015年は1番人気のルージュバックで2着に入着し、2年連続で連対を達成している。過去5年で2着に3回入着しており無視はできない騎手である。

今年はフローレスマジックでオークスに参戦。前走のフローラSは3着、2走前のクイーンCでも3着、3走前のアルテミスSで2着となかなか勝ちきれない馬ではあるが、デビューから3着内100%と安定感があり、アルテミスSではリスグラシューと互角と言って良い末脚も披露し、前走では距離延長の2000mもこなし、全5戦は全て左回りとプラス材料が多いのは魅力である。戸崎も今年は「クラシックを獲りたい」と春に某公開生放送番組で公言し、ついにクラシック目標をかかげてきた。有言実行となるか。

以上、オークスで買える騎手を3名紹介させていただいた。騎手の期待値は時とともに急激に変化するので一概に騎手だけで買うのは良いとは言えないかもしれないが、皆様の競馬予想の一つの材料として参考になれば幸いである。