【JRA新潟大賞典2025予想】過去データ・傾向から見える4頭の狙い目とは?

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荒れるローカルハンデG3といえば、新潟大賞典が筆頭だ。人気馬の信頼度は極めて低く、1番人気は18年連続で馬券圏外。過去10年でも【0-2-2-6】と連対率20%にとどまり、大不振が続いている。

過去データを参照すると、勝ち馬の多くは5番人気以下【5-4-6-92】から出ており、特に7番人気【3-1-1-5】や10番人気【2-0-0-8】の好成績が目立つ。一方、11番人気以下【0-2-3-52】は激走が稀で、紐候補として押さえる程度が現実的だ。上位人気の中では3番人気が【2-3-0-5】と善戦しており、比較的信頼できるポジションにある。

前走ローテに目を向けると、金鯱賞【2-1-1-11】や福島民報杯【2-0-2-23】組が存在感を示している。準オープン組も、上位人気かつ勝利していれば馬券対象として評価できる。重賞組に関しては、人気や着順を問わず、フラットな視点で比較することが重要だ。

ハンデの傾向も無視できない。近3年の勝ち馬はすべて57.5kg以上の重斤量馬で、軽ハンデ馬の激走パターンは鳴りを潜めている。斤量面ではむしろ重い馬が優勢だ。

年齢別では7歳まで幅広く好走しているが、信頼度で言えば6歳以下がやや上。脚質に大きな偏りはないが、前に行ける馬を1頭は組み込んでおきたい。

以上を踏まえた注目馬は以下の4頭。

レガーロデルシエロは美浦ステークスを勝ってオープン入り。条件戦では【3-2-0-0】と抜群の安定感を誇り、実績に裏打ちされた堅実な走りが魅力。極端な人気にはならなさそうな点も妙味がある。

シリウスコルトは当地の2歳Sで5着。福島民報杯・1着からという臨戦過程も好走データに当てはまる。世代重賞で2度馬券になっており、近2戦2着1着と本格化を示す。

サブマリーナは【4-0-1-1】と底を見せておらず、3勝クラスの難波Sを快勝して勢いに乗る。引き続き武豊騎手が手綱を取るのも心強く、重賞制覇も現実的なシナリオだ。

ボーンディスウェイは中山金杯3着の実績が光る実力馬。前走の中山記念は8着に敗れたが、ローカルG3なら十分巻き返しが期待できる存在。実績と安定感を兼ね備えた伏兵として侮れない。

混戦必至の新潟大賞典。今年も波乱の展開が予想されるだけに、人気に惑わされず、傾向に合致した穴馬をしっかりと拾っておきたい。波乱の先にある高配当を、確実に手にしたいところだ。