【京王杯スプリングC予想2025】データで浮かび上がる注目馬4頭はこれだ

マイラーズカップと同様に、京王杯スプリングカップも人気上位馬が結果を残すG1への重要なステップレースだ。今年は重賞ローテーションの変更があったことで、傾向に多少の揺らぎはあるかもしれないが、予想を進める上でまずは例年のデータを重視したい。
昨年は一昨年に続き2番人気に支持されたレッドモンレーヴが2着に入り、人気・着順ともに逆転したウインマーベルが勝利。2年連続で同一馬が馬券に絡む例は少ないが、東京芝1400mに強い適性を持つタイプは常に警戒が必要だ。
過去10年では、1番人気【4-0-0-6】に対して、2番人気【3-3-3-1】と、2番人気馬の信頼度が際立つ。直近では1番人気馬の好走も目立つものの、やや人気を落とした実力馬のほうが妙味がある傾向は変わらない。
前走・高松宮記念組は【6-3-3-18】で、10年中6勝と最多。しかも本番で凡走していた馬の巻き返しが多く、人気薄での激走にも期待できる。一方、非G1組に特筆すべき傾向は見られず、前走内容が悪く人気もなければ手を出しづらい。
脚質的には、4コーナーを好位で通過できる馬が有利。とはいえ、決め手があれば後方からでも突き抜けるケースもあり、特に人気上位馬なら脚質を問わず狙える。
年齢面では、6歳以上の成績が【2-5-1-52】と厳しく、過信は禁物。だが実績次第では軽視できない存在もおり、各馬の背景を丁寧に評価する必要がある。
今年注目すべきは以下の4頭。
1頭目はレッドモンレーヴ。オーシャンS7着からのローテだが、東京芝1400mは【1-1-0-0】と好相性。いずれも京王杯スプリングCで、今年が3年連続の参戦。経験値と舞台適性の高さで上位争いは確実だろう。
2頭目はママコチャ。高松宮記念3着からの臨戦で、東京芝は初だが、マイルまでこなせるG1馬。1400mへの対応が焦点となるが、地力で克服可能と見る。
3頭目はトウシンマカオ。高松宮記念4着の内容は上々。東京芝1400mはリステッド勝ちの実績があり、重賞4勝の能力を考えればG2での勝負は当然。
最後はカンチェンジュンガ。高松宮記念10着だが、初のG1挑戦と考えれば悲観は不要。2走前の阪急杯では鮮やかな差し切り勝ちを収めており、展開がハマれば突っ込んでくる可能性は高い。
これら4頭を中心に馬券を組み立てたい。