【JRA皐月賞2025予想】データが語る“本物”は誰?浮上する勝ち馬候補5選!

いよいよ3歳クラシックの第一弾「皐月賞」が開催される。
注目の1番人気だが、過去10年で【2-0-3-5】と勝率は振るわず、信頼度は今ひとつ。近5年では3回馬券には絡んでいるものの、いずれも3着止まりで、勝利は2020年が最後。期待値の面ではやや物足りない成績だ。一方で、2番人気は【3-1-0-6】とまずまずの好成績。特に直近2年は連勝中で、2021年も含めれば“2番人気中心”という新たなトレンドが生まれつつある。
3番人気も【1-3-2-4】と安定しており、勝ち切る力には欠けるが連対・複勝圏内にはしっかりと食い込んでくる傾向にある。こうした近年のデータから見るに、馬券は人気上位から2頭を軸に、1頭は伏兵を拾う形が理想的だろう。なお、10番人気以下の馬は【0-0-1-81】と不振で、極端な大穴狙いはリスクが高い。
前走別を見ると、好走歴のあるレースは共同通信杯【5-0-4-12】、弥生賞【0-5-2-32】、ホープフルS【2-0-0-4】など。共同通信杯組は特に相性が良く、信頼度は高い。一方で、弥生賞は2着までなら信用していいが、勝ち馬が皐月賞では苦戦している点は意外な落とし穴だ。
前走の着順にも注目すべきで、1着馬は【7-8-6-53】、2着馬は【3-1-2-32】。つまり、前走で3着以下だった馬は厳しく、ある程度「クラシック級」の格を示している馬でないと通用しない傾向が強い。
また、脚質については「逃げ馬」は【0-1-0-12】と苦戦。中山2000mはスタートから最初のコーナーまでが短いため先行勢が有利とはされるが、最後まで粘りきる逃げ馬は多くない。一方、枠順に関しては“青帽”の7番ゲートが好調で、毎年のように上位に食い込んでいる。さらに、近4年は7枠(橙帽)が連対を続けており、注目に値するデータだ。
以上を踏まえ、今年の注目馬は以下の5頭。
まず筆頭格はクロワデュノール。デビュー3連勝でG1ホースとなった素質馬で、東スポ2歳Sの内容からも休み明けは問題なし。死角らしい死角は見当たらないが、1番人気が濃厚である点が唯一の懸念材料。不振ジンクスを覆せるかに注目したい。
2頭目はヴィンセンシオ。連勝で挑んだ弥生賞では2着と好内容。中山2000mでの実績もあり、立ち回りのうまさと橙帽という後押しもプラス材料。高速馬場への対応力もあり、崩れにくいタイプだ。
3頭目はエリキング。3戦3勝の馬とはいえ、今回は未知の条件も多く、試金石となる一戦。ただし、ポテンシャルの高さは折り紙つきで、ロスのない競馬ができれば上位進出も十分に可能。
4頭目はサトノシャイニング。前走のきさらぎ賞では3馬身差の圧勝劇を披露し、一気に主役候補に躍り出た。今回の枠は8枠16番で外枠。外にはマクリタイプ、すぐ内には逃げ馬候補が並ぶ厳しい隊列となるが、持ち前のスピードとタフさで乗り越えられるか。
最後にフクノブルーレイク。スプリングSで2着に食い込んだ伏兵で、今回は青帽。過去のデータ的にも一発を秘めており、配当的な妙味も十分。人気薄だが抑えておく価値のある1頭だ。
激戦必至の2025年皐月賞。今年もまたデータと直感が試される一戦となりそうだ。