【フィリーズレビュー2025予想】1番人気不振のトライアル!注目ポイントと狙い馬5頭

土曜は桜花賞トライアルの「フィリーズレビュー」が開催。本レースはかつて「報知杯四歳牝馬特別」の名称で行われ、5着以内に桜花賞の優先出走権が与えられていた。

しかし、同じ1400m戦ながらチューリップ賞の陰に隠れがちで、近年は1番人気馬の信頼度が低下している。一方で、2番人気馬は安定した成績を残しており、昨年こそ1番人気馬が2着に入ったが、今年も2番人気の動向には注目したい。

また、過去のデータを見ると、11番人気・12番人気馬が好走する傾向がある。大穴を狙うならこのあたりまでだが、それ以下の人気馬は苦戦が続いている。

前走成績を見ると、オープンクラスを走っていた馬は少なく、むしろ1勝クラスからの臨戦馬が多いのが特徴だ。また、阪神ジュベナイルフィリーズ組が絡むことも多いが、チューリップ賞と分かれての参戦となるため、前走の人気や着順はあまり気にする必要はない。

レース傾向としては前有利だが、展開次第だ。基本的には前に行ける馬が有利だが、1600mトライアルがある現在において、1400m戦のフィリーズレビューでは展開がカギを握る。能力が均衡しているため、後方待機組にもチャンスはある。また、このレースを最大目標にしている馬がいないかをしっかりチェックすることが重要だ。

さらに、近年の特徴として、赤帽(5枠)の馬が過去6年で5勝(同着含む)・3着1回と好成績を残している点も興味深い。勝ち馬の人気はバラバラなため、枠順を考慮した予想も面白いだろう。以上のデータを踏まえ、今回注目したい5頭を挙げる。

ランフォーヴァウ

未勝利戦からG2を連勝。前走は不本意なレースとなったが、本来の適距離に戻るここでは巻き返しが期待できる。まともなら勝ち負け必至だろう。

ドゥアムール

これまで1200m戦ばかりを使われてきたが、相手なりに堅実な走りを見せている。人気薄なら一発の魅力があり、勢いに期待したい。

スライビングロード

ランフォーヴァウと同じ福永厩舎の管理馬。前走より今回の条件のほうが合う可能性が高く、厩舎の2頭出しの妙味にも注目したい。

ショウナンザナドゥ

重賞戦線での経験が武器。距離短縮がどう影響するかがカギだが、流れに乗れれば上位争いも十分可能だ。

ルージュラナキラ

2戦2勝と底を見せていないが、赤帽(5枠)に入ったので過剰人気になる可能性も。オッズ次第では危険な人気馬となるかもしれないため、直前まで動向を注視したい。

今年も波乱含みの展開になりそうなフィリーズレビュー。過去の傾向を踏まえつつ、穴馬の台頭にも警戒しながら馬券を組み立てたい。