【函館記念2018予想】洋芝実績がある5頭を考察

記事「【函館記念2018予想】洋芝実績がある5頭を考察」のサムネイル画像

夏の荒れるハンデ重賞の代名詞ともいえる「函館記念」が今週15日(日)に函館競馬場で開催されます。過去を振り返っても函館記念は洋芝を得意とする馬の活躍が目立っており、過去10年で3着内に入った述べ30頭中18頭が洋芝コースで1勝以上の経験があった馬でした。洋芝に対する適性はとても重要な判断材料と言えるでしょう。

ということで、今回は洋芝で1勝以上の勝利実績がある馬を以下にピックアップしてみました。

ナイトオブナイツ(牡5、池添兼雄厩舎)

洋芝成績は「3-0-0-1」。メンバーの中で洋芝の最多勝利数を誇る馬です。昨年の夏に初めて北海道で使われて2勝をあげ、洋芝適性の高さを示しました。前走の巴賞を見事に制し、今夏も好調です。中1週と間隔が短いので状態の見極めが重要担ってきそうです。前走の巴賞然り、1800mに良績が週中しているので、距離延長への対応もカギとなりそうです。

サクラアンプルール(牡7、金成貴史厩舎)

洋芝成績は「1-0-0-2」。昨年の札幌記念の勝ち馬です。昨年は函館記念(9着)から札幌記念というローテーションで夏を走っており、今年も同様に函館記念から始動し、この後は札幌記念へ向かいます。ハンデは57.5kgとトップハンデを背負う形となりますが、戦ってきた相手は強く、ここでは能力上位。昨年は函館記念で9着に敗れて次走の札幌記念を勝利したように、叩かれて良くなるタイプでもあります。どこまで仕上がっているかがカギとなりそうです。

ブラックバゴ(牡6、斎藤誠厩舎)

洋芝成績は「1-0-0-0」。1勝は昨年の夏に函館の五稜郭S(1600万下)を勝利したものです。洋芝適性もあり、重たい馬場も苦にしません。馬格もある馬で、1月の中山記念(4着)から休み明けとなるので、状態はとくに気にしたいところです。脚質的にも後ろからの競馬をする馬なため、展開がこの馬向きとなるかどうかがカギとなりそうです。今回は逃げ・先行が集まった印象を受けるだけに、展開の恵みを大きく受ける可能性は高そうです。

トリコロールブルー(牡4、友道康夫厩舎)

洋芝成績は「1-0-0-0」。函館コースは初となりますが、昨年の9月に札幌の日高特別(1000万下)を勝利しており、洋芝適性は証明済み。今年は飛鳥S(1600万下)、大阪城S(OP)と連勝し、前走の鳴尾記念でも3着に健闘し、近走はパフォーマンスを上げてきております。充実期に入った今、ハンデも56kgなら上位争いが期待できそうです。日高特別でコンビを組んだC.ルメール騎手と2回目のコンビで重賞初制覇を狙います。

ゴールドサーベラス(牡6、清水英克厩舎)

洋芝成績は「1-0-0-1」。1勝は3年前の未勝利戦であげたものです。洋芝は3歳時ぶりと久々で、距離もマイル~1800mを中心に使われてきているため、馬場と距離の適性は信頼できるほど高いとは言い難いところがあります。スタートが良くなく基本的には後ろから競馬をする馬ですが、前走のエプソムCでは7着に敗れるも直線ではしぶとく伸びており、最後ちゃんと伸びてくれる点は好材料。今回は逃げ・先行が集まっているので、展開の恵みはありそうです。